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ファミコンゲームのパッケージは多種多様②

前回の続きだ。
ファミコンゲームの『シャドウブレイン』は、VHSビデオソフトのパッケージケースだったが、中にはビデオソフトとゲームソフトが収納されていた。もう1つ、ビデオソフトのパッケージに入ったゲームを見つけた。『エモやんの10倍プロ野球 セリーグ編』だ。こちらは中に入っていたのはゲームソフトだけだ。

『シャドウブレイン』VHSビデオの内容はTHE ALFEEのテーマ曲を聴きながらキャラ紹介も。

VHSビデオソフトのパッケージケースではないが、システム手帳サイズのゲームソフトもある。ホット・ビィの会社経営がテーマのゲーム『プレジデントの選択』だ。中にはシステム手帳とゲームソフトが入っていた。

ホット・ビィは『星をみるひと』や釣りゲームで有名。

さらに変形サイズというと、ナムコのRPG『じゅうべえくえすと』。
このゲームは紙のパッケージ箱だったが、中にはゲームのマップ、ゲームカード、取扱説明書、保証証書、そしてゲームソフトが収納されている。

ファミコンとマークⅢ版の『覇邪の封印』にもマップが同梱されていた。

ファミコンだけではなく、ファミコンディスクシステムのパッケージのサイズも様々だ。写真の『リンクの冒険』は標準的なディスクシステムのゲームのサイズでプラスチックケースだ。『消えたプリンセス』『銀河伝承 ギャラクシーオデッセイ』は、大きな箱のケースである。
箱の中は、『銀河伝承 ギャラクシーオデッセイ』は、ミニ小説と性感教育のしおり、それにゲームソフトが収納されている。

『感性教育のしおり』は情報化社会に対応した教育法を解説している。

『オトッキー』『アップルタウン物語』も標準サイズの『ゴルフJAPANコース』と比べるとサイズが大きい。『アップルタウン物語』の発売元 DOGは、スクウェアのディスクシステム用のブランドである。
箱を外してみると、『オトッキー』は発泡スチロールのケースに収納したゲームソフトとマニュアル、『アップルタウン物語』はプラスチックのケースに収納したゲームソフトと冊子状のマニュアルが現われた。

『オトッキー』は元祖音ゲーといわれているゲーム。

このようにファミコンの時代は、ゲームだけではなくパッケージも多種多様で、当時のゲームユーザーをワクワクさせてくれた。かつてに比べてパッケージがあまりない昨今、発売(リリース)前のゲームに高揚感を感じることがかつてほどではなくなってしまった。

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