プレイバックYouTube2:2012/05/28公開 画家 川田祐子 制作風景 スクラッチからハッチングへ

ここで制作している作品は、後に『水と空と緑の彩』というタイトルになりました。

水と空と緑の彩
2012
scratch/hatching
acrylic gouache on canvas
53×45.5cm
Private Collection
詳細:https://kawadayuko.jp/painting/photo/arabesque-of-water-sky-and-green/

2012年に長野市にアトリエを構えてしばらくして、この動画を収録し配信しました。以前住み慣れていた相模原の賃貸物件よりも家賃が安く、間取りも広い物件。当時は、油彩ではなく、アクリルガッシュでいかに重厚な作品ができるかを追求していました。その手法をどのようにしたら、作品を見て下さる人に伝わるか?長年の課題を、この動画に込めて編集しました。

撮影は、当時iPadでしたから、残念ながら画質がイマイチ。ところが2012年当時は、YouTubeがそれほど注目されていなかったせいか、この動画が国内外で結構ヒットしたのでした。

実は、この動画にはBGMを被せた「情熱編」という別バージョンも同時に配信して、視聴回数5800 ありました。海外からのコメントも数件あって…。ところが本当に残念ながら、しばらくしてから著作権侵害申請の申し立てのマークがついてしまったのでした。当時YouTubeでの著作権使用を舐めていたんですね。致し方なく、これは配信中止にしてBGMなしのこの動画が今でも残っているのです。配信してから早9年。今では視聴回数が25000を超えました。

もっと色々なバージョンの制作風景を配信しておけばよかったと振り返りますが、これは今後の課題としたいと思います。

ちなみに、この動画はこの9年後になってようやく一つの成果をもたらしました。2021年9月に横須賀美術館の企画展『ビジュツカンノススメ』の「作品のつくりかた」という展示コーナーに設置されるモニターで、この動画が流されることになったのでした。

ビジュツカンノススメ
アートを楽しむ4つのヒント

期間:2021年9月18日(土)~11月7日(日)
休館日:10月4日(月)、11月1日(月)
詳細:https://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/2103.html

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