最寄りの踏切
タイトル通り最寄りを通りかかった時のことである。
30代くらいの主婦、これから塾で行くであろう小学生、スーパー帰りのおじさんらしき3人が最寄駅の小さな踏切が開くのを待っていた。
3人とも自転車に乗っていた。自転車に乗って、踏切が開くのを待っている、それ以外に共通点がない3人のように思う。
しかし、その3人には大きな共通点があったのだ。
それは、3人とも二台付きの薄ピンクの自転車だということ。
お目当てのピンクの飴が見つからず、あたまがおかしくなってしまったのかと思い、もう一度見たが、やはり並んでいる3人の自転車の色は薄ピンクだ。
最初の2人の薄ピンク自転車は納得できる。
でも、気になるのはおじさん。なぜ薄ピンクの自転車。もう一度言う、なぜその色のチョイス。
みんな同じ色味の薄ピンク自転車。
しかも全員荷台つき♡
もしかして、もしかすると皆家族なのか。
薄ピンク自転車の民は、踏切が開くと走り始めた、みんなそれぞれの方向にー。
上手いこと終わらせようとすんなヨ。
ー⇦とか使って意味ありげに終わらせんなヨ。
ただの薄ピンク自転車の民の踏切待ちの話だゾ。
おしまい。