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「それ、どういうこと!?」と思わせる(千原ジュニアのYouTube大喜利から)
私は少し前からnoteに毎日投稿しているのだが、最近は
記事にコメントしてもらうこと
ついコメントしたくなる記事を書くこと
を意識している。
さらりと読みやすい文章を書くだけでは、
人の心には残りにくい。
なので、
できるだけ気持ち悪さの残る文章
を書くよう心掛けている。
そんな中で先日、考えさせられる出来事があった。
発端は3週間ほど前。地元の、同じ中学の友達から久々にLINEが入った。
「これ応募しよ!」
彼が提案してきたのは、千原ジュニアの「YouTube大喜利」だった。
3つのお題について、好きなだけ回答を応募する。集まった回答の中から、優秀作品を10月3日にYoutubeの生放送で発表する、というものだった。
それで私は、3つのお題について回答を10個ぐらい考えて送った。
友達と送った回答を見せ合い、お互い採点もした。
お互い面白いと思うものもあったので、2人とも読まれるといいね、と言っていた。
最初の2つのお題は話に関係がないので割愛する。
問題は3つ目、
「あなたが通ったアホ田自動車学校のアホな所を教えて下さい」
私の回答は2つ
・教官がいつも右手におはし、左手にお茶碗を持っている
・教習車の助手席が電気イスで、アクセルを踏むたびに教官が飛び上がる
彼の回答は20個ぐらいあるのだが、抜粋すると
・バイクの事を馬と呼ぶ
・マニュアル免許を希望すると校長が挨拶にくる
・ロボット教官を3人がかりで操縦している
・どうしたんですか校長。変装なんかして!
・9月に在学していれば運動会にも参加できる
・全ての教習車(バイク含む)に水鉄砲が常備されている
こんな感じ。ちなみにここに挙がっているものはすべて不採用となった。
結局私の投稿は一つも読まれず、
友達の投稿が最後の最後に読まれて最優秀賞となった。
これが今日の本題。
ちなみに、それまでに読まれた他の人の回答
「あなたが通ったアホ田自動車学校のアホな所を教えて下さい」
・教習車が自動運転
・体育祭がある
・救命講習で使うマネキンがめっちゃ巨乳
・ハザードの事を「バイオ」って言ってくるノリがしんどかったです
最後の2つは面白いなーと思った。
さてそれで最後の最後。
ジュニアいわく
「ラスト・・・。これ、えげつないわ。オレはほんまに、こういう答えを出せる勇気、こういう答えをやっぱりいつからか出さなくなってるような芸人をやりすぎた、ある種。ちゃんとやりすぎてる感があって、こういう答えを出していかなあかんやん、ってほんま逆にオレは教えられた回答というか、ちょっとある種センセーショナルな・・・」
お題「あなたが通ったアホ田自動車学校のアホな所を教えて下さい」
・フェラチオと呼ばれている教官がいる
これをバカウケしながら紹介していた。
「どういう事なんやろう?どういう事なんやろう。メチャクチャおもろいやん」
と言いながら。
「下(ネタ)やからおもろいとか、下やから違うとかじゃなくて」
「絶対アホやもん。呼ばれてるこいつも、呼んでるこいつも生徒たちも」
私は元々下ネタが苦手ジャンルということもあって、
友達のこの回答を事前に見せてもらった時も、
10段階で4点ぐらいの評価をしていた。
友達は私の採点を受けて、
「フェラチオと呼ばれている教官がいる
が自信あったんだけど
考えすぎて一周してしまってる感があるね」
とコメントしてきて、私はその通りだと思ったのだが、
実はそうではなかったらしい。
確かに、発表の動画を見ていると
じわじわ面白くなってくる。
彼の回答一覧を別の女友達にも見せたのだが、
その彼女もこれがいちばん面白いと言っていた。
「どういう事なんだろう? って考えてしまう」
と言っていた。
確かに。一体どういう事なんだろうか。
この出来事を受けて、私が下ネタを発信したくなったかというと 全くそんな事はないのだが、自分の中に下ネタに対するバイアスがあったのは間違いなく事実で、その事については深く考えさせられた。
私はnoteを基本、文字だけで書いているが、
文字が目に飛び込んだ瞬間に、
「どういう事?」
と相手に疑問を持たせることが大事だと思った。
難しい事を言うのではない。
ごく簡単なのだが強烈な不可解さがあるもの。
つい、「え、なんで?」と考えてしまうもの
という視点を意識して しばらく書いてみることにしと。