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運動と読解力
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
最近仕事が忙しく、運動する時間がなかなか作れない。健康診断で毎回運動習慣を身に付けなきゃなと思っても、なかなか重い腰が上がらない。
学生時代は地元のプールに泳ぎに行ったり、現場作業員時代は体力仕事が多かったため、そこまで運動に関して気にしていなかった。
ただ、ここ1年はデスクワークばかりで、日中は座りっぱなしである。太ることはないのだが、座りすぎは死亡リスクを上げてしまうという研究もある。運動が大事だとは分かるが、面倒くさくなり後回しにしてしまう。
だが、アンデシュ・ハンセンの「運動脳」サンマーク出版 (2022)によると、運動は読解力や記憶力の向上につながるという。
スウェーデンの調査では、毎日体育の授業があったクラスと、週2回だけ体育の授業のあるクラスを比較した。すると、毎日体育を受けた生徒の方が学力が高かったと報告している。
また、アメリカの調査では体力的に優れた生徒は、そうでない生徒よりも算数や英語の点数が高くなる傾向にあると報告している。
あくまでも学力向上の恩恵を受けられるのは、小学生の時期がもっとも高いらしいが、大人であっても運動を習慣化すれば、我々の脳に大きな効果をもたらすという。
何故このような結果が出たのに対して、研究では「心拍数」が影響を与えていると結論づけている。
ポイントは「心拍数を増やすこと」。だが何より大切なのは、何をして身体を動かすかではなく、とにかく身体を動かすことだ。
なるほど、読書をより楽しむためにも運動は効果的であると思われる。
昔はトレーニングジムでランニングマシンで歩きながら本を読んでいたこともある。だが最近の運動といえば、通勤で歩いている他、天気がいい日に神保町まで自転車で往復するくらいである。
運動が健康にも長寿にも、はたまた成長に多大な影響を与えるとは知っている。本著でも村上春樹さんが執筆以外の時間はランニングや健康的な生活を送っていることを引き合いにしている。
以前書いた記事で、読書のし過ぎ(2時間以上)はネガティブな効果があると述べた。宿題や運動などによるポジティブな効果を上回ってしまうという。
運動においても同様に、やり過ぎることはマイナスの効果をもたらすらしい(もっとも、スポーツで卓越しようものなら話は別だが)。
脳が恩恵を受ける運動量には限度があるようだ。その限度を過ぎると、ストレス反応が抑えるどころかむしろ強く作用して記憶力の低下を招くのだろう。
何事にも限度がある。読書や運動もほどほどが良いそうだ。だが私の場合はもう少し運動したほうが良い。それではまた次回!
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