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素敵な本に出会うために
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
実家に帰省するとただでさえ怠け癖のある自分に拍車をかけてしまいますが、惰性に流されてnoteの継続が止まらないようにだけはしよう。
さて、以前読んだ千田琢哉さんの「読書の技術」の中に、本の整理は人間関係の整理に似ていると記してあった。
読まなくなった本や魅力を感じない本を手放し、本棚のスペースを開けることで新たな本に出会うことができる。
ならば素敵な本に出会うことも、人間関係の法則が役に立つのではないかと考える。
例えば、人と仲良くなるには3つの"ing"が大事だという。
Happening : 「えー!偶然!!!」
Timing : 「丁度同じこと考えてた!」
Feeling : 「その考え方わかるわ〜!」
何だかんだ言って人間は自分が一番可愛いと思ってしまう生き物。それゆえに自分の考えに共感してくれたり、同意してくれる人をいい人だと考える。
これを本との出会いに重ねるとこうであろうか。
Happening : 「まさかこんな古本屋で出会うとは!」
本棚の整理をする時、その本との出会いを思い出せるかを選別基準にする方もおります。
とくに旅先や出張先で手に取った本はそれだけでも思い入れがあります。本屋さんの間取りまで覚えているような本もあります。
神保町や大型書店で見つけたたった1冊の本もまた、印象深く残るものがあります。
Timing : 「今の自分にとって必要な本だ!」
本は読むタイミングが大切だと良く聞きます。
読んだ時はそうでもなかった本でも、年齢を重ねたり立場が変わってから読むとまた違った感想を得る時があります。
逆に昔読んだ時はすごく感動したけれども、今読んだらそうでもなかった本ということもあります。
Feeling : 「この作家さんの言葉素敵だな〜!」
タイミングの話に通じるものがありますが、捉え方や感じ方は徐々に変わっていきます。
長期的には今までの人生経験が価値観を形成するため、自分と同じような境遇の主人公の成長ストーリーに共感することが多いです。
短期的には気分感情に応じて響く言葉は異なります。心が弱い時は心温まる物語がジーンと来るように、モチベーションが高い時は熱をより上げるような言葉が響くように。
本であろうと人であろうと、部屋でジッとしていたら新たな出会いはありません。
通販サイトのオススメは昔の自分にとって必要な本かもしれませんが、今の自分にとって良い本であるかはわからないと思います。
本屋さんで本を選ぶ楽しさを、出先で本屋さんに寄ることを考えてみてはいかがでしょうか。それではまた次回!
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