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ぼくらはみんなちいかわ
「ちいかわ」は本当に社会風刺が効いたすごい作品だ。
作家として本当に尊敬する。ナガノさん凄すぎる。
意味の分からない資格。
ちいさくてかわいい者を捕食するでかくてつよい者たち。
あまりにも軽く扱われるちいかわたちの命。
命の軽視になんの疑念も抱かず今日も労働に勤しむちいかわたち。
ちいかわを管理する顔の見えない鎧に守られた者たち。
上手くしゃべれない(なくなった?)友とのゆるく温かな友情。
度々悪夢に苛まれ、動悸と滝汗とともに目覚めるちいかわ。
日本が育んできた文化では
「可哀そうなもの」は「可愛いもの」である。
弱者のマイナスが他人から見てプラスの評価に転じるように巧妙に設計されている。
「弱い人が誰かから助けてもらえるように」
そんな優しく素敵な工夫が日本語には数多く施されている。
お気づきの人もいる通り、「ちいかわ」は
「ちいさくてかわいいもの」であると同時に「ちいさくてかわいそうなものたち」だ。
ぼくらはみんな「ちいかわ」になっていくのかもしれない………
すでに「ちいかわ」なのかもしれない………
あはっ あはっ こんなになっちゃった…….
キメラ pic.twitter.com/ANXwRocjru
— ナガノ (@ngntrtr) September 15, 2019