千葉高生との宴記録-「言葉の人」編
念願のごっぴbarに行ってきました。
ごっぴbarというのは、高校同期のごっぴがお家で開いているバーです。
ごっぴは音楽アーティストです。
彼の物語と作品はこちら。彼はそのうち有名になるので今のうちに皆さんフォローしときましょう。
飲み会のメンバーは茶々とごっぴの二人。
二人とも千葉高同期の友人で、先日の私のブログを読んで茶々がごっぴbarで飲もうと誘ってくれました。(実は二人とも卒業以来会ってないし、そんなに話したことはない。ただTwitterでは知ってる仲です。そう。千葉高ありがちフレンズです。)
よっしゃ、みんなで会社の愚痴大会か~!?とか会社員時代の飲み会のノリがいまだに抜けない感覚で行ったら、
こんな話になりました。
以下要約。
人工知能時代の話「人工知能は何が得意か。手塚治虫と藤子・F・不二雄の世界観、あと、火の鳥はいいぞ」
漫画の話「ジャンプ漫画の変遷、戦闘狂の悟空→すっからかんな炭次郎、あと、呪術廻戦はいいぞ」
音楽の話「調和(Harmony)が大事。音楽できるやつはかっこいい、あと、のだめカンタービレはいいぞ」
旅行の話「歌詞を追った旅行と被災地の綺麗な草原と新海誠の話、あと、インドネシアはいいぞ」
物語の話「神話と宗教、アイルランドは文学の国」
言葉の話「言葉の人」
ブラボーおじさんの話「千葉高に現れる謎おじさんs」
お金と価値観の話「いくらで生活ができるのかな」
友達の話「しゃべれるやつはだいたい友達」
千葉高生の話「東大に行って気づいた!千葉高は保守的、倫理と論理のバランスタイプ」
これこれ~!
千葉高生の会話の音~~~!!
とても楽しい哲学的な夜だったので、備忘録として、酔いを醒ましながら深夜に文章にしとこう。そうしよう。双子葉類。ぱか。
深い夜に筆を(キーボードを)とってみよう。徒然なるままに。
言葉の人
会社の話になって、ごっぴがこんなことを言ってました。
かく言うごっぴも「言葉の人」らしいです。だから言葉の人同士だと会話がしやすい。と。アーティストらしい詩的な表現。かっこいい。なんでこいつサラリーマンしながら作曲活動してるんだ。はよ本業にしろ(暴論褒め)
Nさんというのは私の好きな人で現在一緒に住んでいる人です。
Nさんは高校生の頃から国語の成績良いし言葉に長けた人です。大学でもその道に進んでいます。無論、工学に進んだ私は言葉力に関して到底かないません。
なので私は言葉(文学)の人というよりは工学の人だけどな?と思いましたが、そのときはふむふむとわかったふりをかまし、お酒を飲みながら聞いていました。
アイルランドは資源が少ないから文学が盛んで好きで…、会社も文章で伝える文化があるのがマジョリティであることに救われる場面がある…、言葉の人とだと話しやすくて…(意訳)
という話を聞いてて、ああなるほど。となったので、
「言葉の人」を私の言葉に直してみると、
ごっぴが使っていた「言葉の人」は、
感情的な表現(共感的なエピソードトーク)や会話的コミュニケーション手段よりも、
言葉のレトリック的な表現(洒落、論理のユーモア)や文章的コミュニケーション手段
を好む人の意味が近いのかなあと思います。
間違ってたらごめん。次の飲み会で教えてください。
言葉の人仮説
ここからは酔った勢いの仮説なので話半分で聞いてもらえればいいんですが、
おそらく日本には「言葉の人」は存外多いような気がします。
そしてどうやら「言葉の人」はSNSでTwitter(X)を好む傾向にある。
(そうじゃない人は、INSTAGRAM、TIKTOKを好む傾向にある。)
さらに考えていきましょう。
まず、根拠から先に出すと、どうやら私も含め日本人は世界的に見てもTwitter大好き民族らしいです。
地理学、歴史学、遺伝学から見た言葉の人
飲み会の中で、
言葉の人であるごっぴが好きなアイルランドは、資源が少ない地理的要因から、文学が盛んで、ノーベル文学賞も数多く輩出してる、なんかとっても居心地が良い、
という話(ざっくり)がありました。
まず、地理的に見れば、日本もまた資源の少ない国です。そうした中で、明治維新で近代化するまで、8割が農耕して田畑を耕す人たちの国だったわけです。
次に、歴史に目を向けると、私たちの先祖は何してたかといえば、古事記からスタートして、平安時代には貴族たちが文学をたくさん書きまくり、歌を詠み、江戸時代には寺子屋で農民にまで読み書きそろばん教えたことで識字率もめちゃくちゃ高くなり、平和になったおかげで農業も発達し、余裕が出てきた庶民はお伊勢参りとかにかこつけて、全国旅したり普通の人も俳句(世界一短い文学)を嗜んでたりするわけです。古池や~、松島や~とか言ってたわけです。
そうした言葉の豊かな歴史を踏まえれば、日本という国は文字をたくさん読めたり、読むのが好きだったり、複雑な文章を理解することに長けた人が上手く世を渡って行けたことが想像がつきます。現代でも文章読めないよりは、読める人の方が何かと得します。
遺伝的に見れば、脳の文章得意スキル、言葉大好き性格に生存バイアスがかかって、その方向の形質がだんだん増えていくんじゃないかという仮説が立ちます。(そういう遺伝の話が嫌いな人はブラウザバックしてください。)
おそらく日本は産業革命が遅かったので近代化は少し遅れましたが、工場でよいこらどっこいしょ労働する時間の代わりに、俳句読んだり、読み書きしたりで、西欧よりも国語の能力は結構発展してたんじゃないかなと思います。
なのでまあ、日本が歴史的に見て西欧に追いつけ追い越せが得意な理由もある程度納得できます。
「読める」人が多いから西欧の偉人が作った便利な知識があれば、誰かがわかりやすい説明や日本語訳に直すことで、国民のほとんどが読んで理解して実現できるから、なんだろうなと私は思います。
「言葉の人」のルーツをたどるとこんな感じかなと飲み会終わりの電車に揺られながら考えていました。
そりゃ、Twitter好きなはずだわ。
脳神経学から見た言葉の人
脳の中の言語理解で言うと、
言葉の理解には大きく2種類あり、
言葉を文字の羅列(文章)として映像処理するのが好き(得意)な人
と
言葉を音の羅列(音声)として音声処理するのが好き(得意)な人
(勿論両方の人もいる)
もしかしたら、先の歴史から日本は映像処理型の人の割合が多いのかもしれない。
(専門の人がいたら、ぜひ教えてください。気になって夜しか眠れません。)
それに関係する最近あった面白い話なんですが、
私は初見の音楽を聴くときに音として入ってくるので、歌詞は全くといっていいほど頭に入ってこない。という話をNさんにしたら、
私よりも「言葉の人」のNさんは、逆に歌詞(言葉)が先に入ってくるそうです。
「ぼくの世界、きみの世界」なわけです。カラオケするとき便利そうでうらやましいです。
おそらくこれは脳が耳から入ってきた情報を認識するときに楽器の音に集中するのか、歌詞の言葉に集中するのかみたいな違いでもあるかもしれません。
まとめ
「言葉の人」とは
国民性みたいな話で言えば、
サラリーマン川柳が好きな人たち。(勿論そうでない人もいる)
やたらビジネス書や自己啓発本を書くのも読むのも好きな人たち(勿論そうでない人もいる)
脳の処理面で見れば、
音声認識野を使う、スピーキング、リスニングより、映像認識野を使うリーディング、ライティングが得意な人たち。(勿論そうでない人もいる)
日本に多くいそうじゃないですか?言葉の人。
そう言われると、電話が苦手だからメールで対応したい人たち(勿論…)の気持ちも納得できませんか?
ね?
…
最後の電話が苦手な人とはまさに私のことです。
ごっぴの詩的な表現「言葉の人」に考察すると見せかけて、
実は周到(偶然)に
「先祖由来の形質なんだからしょうがないよなあ!!??」
と自分のコミュ障っぷりを自己正当化する話になっていたのでした。
電話ってなんか怖くないですか??相手の顔見えないし!?音声情報なんて記憶に残らず曖昧だし!?なんでみんなそんな自分の記憶力に自信あるの!?実はみんなめちゃくちゃ記憶力が良いってコト!!??自分の解釈で記憶を捻じ曲げない自信は一体どこから??何を担保にその自信!?ワァ!!
生まれてこの方、電話ってものがずっと慣れません。誰かわかって!(泣)
以上、コミュ障ちいかわ茶番劇場でした。
あとがき
「言葉の人」の話の後、
その言葉に嬉しくなった私でした。ほめても何も出ないぞ(ほめてない)
私なんかより哲学の人は確実にたくさんいるので、もっと色んな千葉高生と語りたいなと思う夜でした。
あ、もちろんアカデメイアの話もしてましたよ。こんなのが作りたい!て話に興味もらえて、盛り上がったし、とても楽しかったです。
謝辞
そうそう謝辞を言わねば終われない。ブログを見て声をかけてくれる千葉高生の皆さん、本当にありがとうございます。
アカデメイア計画は千葉高生の色んな話とアイデアを聞きながら、どんな組織にするか検討段階です。
具体的には皆がアカデメイアにどういう組織を求めているのか?のヒントを集めたり、資金面やビジネス面での実現の方策を具体化してます。
というわけでユートピア建設計画は進行中ですので、話聞きたい方や参加したい方はどしどし私に声かけてください。応援コメントだけでも大歓迎です。(私が嬉しくなるだけ)
賢い頭脳が集まれば集まるほど実現に近づきます。毎回言うけど手伝ってくれる皆さんが頼りなので笑
ごっぴbarもまたお邪魔します!
誘ってくれて本当にありがとう!!また飲んで語り合おう!!