AVATA2を正しく飛ばすには(野良ドローン撲滅)
知ってか知らずか、法律を守らず飛行するドローンを「野良ドローン」と呼ばれているようです。
いよいよ、本日4月11日「DJI AVATA2」が発売されますが、これにより今までハードルの高かったFPV飛行の敷居が下がることで、益々野良ドローンが増えそうな気がします。そうなると事故や事件も発生して、更なる飛行ルールの締め付けや取り締まりが厳しくなってくるのでしょう。自分で自分の首を絞めないよう、しっかりルールを守っていきたいものです。
1.AVATA2を正しく飛ばすためには
体育館や家の中などの屋内で飛ばすのであれば、買ってきて直ぐに飛ばすことができます。しかし屋外で飛ばすとなると、事前準備が必要で、航空法や小型無人機等飛行禁止法等を守って飛ばす必要が出てきます。今一度、ルールの確認が必要ですね。
2.AVATA2を買ったらやること(事前準備)
屋外でAVATA2を飛ばすには、必ず何らかの手続きが必要です。またゴーグルを付けて飛ばすことから、目視外飛行をする際の安全対策や、操作感覚・方法も異なるので十分な練習も必要ですね。
①機体登録
100g以上の機体ですから、DIPS2.0で機体登録します。その後、機体番号をテプラなどで機体に掲示し、リモートIDを機体に書き込みます。
②飛行許可申請
・ゴーグルを使わない場合:
特定飛行にあたらない飛行方法(カテゴリーⅠ飛行)においては、飛行許可申請・飛行通知は必要無く、ルールの範囲内にて飛行可能です。
・ゴーグルを使う場合:
特定飛行(目視外飛行)となります。適切に飛行許可申請を行い、飛行時には飛行通報を行うことで飛行可能です。
・一般的には年間通じて許可が出る包括申請、特殊な飛行の場合(例えば催し物最中など)は飛行の都度、個別申請を行います。すでに包括申請を出している方は、機体追加の変更申請が必要です。
③機体の仕様や操作方法を確認
・電池の充電が完了するまでの間、まずは取扱説明書なども見ながら、機体の飛行特性や、搭載される安全機能の内容、色々な設定関係などを確認します。
・ゴーグルやモーションコントローラーなど、これまで飛ばしていたドローンと異なる操作方法を十分に理解します。
④練習
・FPV飛行は練習が必要です。自分もきっとそうですが、いきなりは上手く飛ばせないのではと思います。安全な場所で十分練習しましょう。
・ゴーグルをつけて飛行させると、慣れるまでは酔ってしまうとも聞きます。シミュレーターなどで練習することも一つかと思いますね。
※二等国家資格の目視外限定解除の試験の時にも思いましたが、カメラ画像だけで操作するというのは本当に難しいと思いました。車のゲームもそうですが、運転席から眺めるタイプと上から俯瞰で見るタイプで、ずいぶん操作感覚違いますよね。普段のドローン飛行では、画面内の情報だけでなく、機体の挙動を見て操作していることを実感します。
3.AVATA2を屋外で飛ばすとき(ゴーグルを使う場合)
・飛行する日時と場所について、飛行前にDIPS2.0で飛行計画の通報(登録)を行います。
・日常点検、飛行前点検、周囲の安全確認を実施し、飛行準備を行います。
・補助者を配置します。目視外飛行の飛行許可申請を通すには、通常は飛行時に補助者の配置が必要です。飛行エリアを見渡せる位置に補助者を配置し、安全に配慮して飛行します。
・飛行中、補助者は常に周囲に気を配り、必要に応じて操縦者に適切にアドバイスをおこなったり、第三者への影響が発生しないか警戒します。
・飛行後は、飛行後点検、飛行日誌をつけて終了です。
4.あとがき
本当に買うかどうか、ぎりぎりまで悩んでいますが、もし買ったらnoteやYouTubeでお伝えしていきたいと思います。
また、野良ドローンのおかげで正しくルールを守っている人たちが迷惑を被らないためにも、こういった啓もう活動を続けていきたいと思います。
4/11 22:15追記 我慢できず買ってしまいました。到着が16日とのこと。