テキスト選びで不合格が決定!?
テキスト選びを真剣にしない理由
独学で合格を目指しているにも関わらずテキスト選びを真剣にしない人が本当に多い。
この原因は一体何なんでしょうか?
その原因は、そもそも行政書士試験をしっかりと分析していないことです。
そして、書店やネットで販売されているテキストであれば、知識レベルとしては合格できる内容となっているという思い込みです。
そのため、多くの人が独学で合格するために必要な知識が書かれているか、ということよりも、見やすさや読みやすさなどに重点を置いてテキストを選らんでいます。
もちろん、自分に合う合わないもテキスト選びの重要なポイントではあるので、間違ってはいませんが、あくまで二の次です。
いくら自分に合うものだったとしても、合格するために必要な知識が書かれていなければ、意味がありません。
行政書士試験の分析をする
行政書士試験は、法令科目と一般知識科目があり、法令科目は、憲法、民法、行政法、商法会社法、一般知識は、政治・経済・社会、個人情報・情報通信、文章理解に分けることができます。
そして、問題数は60問、合格点は180点ですが、一般知識を24点以上取らなければいくら180点以上取ったとしても不合格となります。足ぎりと言われるものです。
これが試験分析!ではありません。
これは、行政書士試験を受験するなら知っておかなければならない常識です。
では、試験分析はどのようなことかと言うと、それは下記となります。
・科目ごとに、どのような問題が出題されているかを把握する。
・頻繁に出題されている問題(判例を含む)、複数回出題されている問題、そうでない問題に仕分けをする。
・科目ごとの出題数から、科目ごとの優先順位を決める。
細かな分析点は他にもありますが、テキストを選ぶときの試験分析にはこの3点が最低でも必要です。
分析結果をもとにテキストを選ぶ
試験の分析ができたら、その結果をもとに市販されているテキストを一冊一冊確認して、必要となる知識がすべて書いてあるかを確認します。
ですから、テキストの内容をしっかりと確認することができないネットで、いきなり注文することはオススメできません。
一度は、書店に足を運び、自分の目で必ず確認するようにしてください。
いやー、そんなの自分で目を通さなくても、テキストの販売元が試験分析をして販売しているはずだから、わざわざ確認する必要がないと思われるかもしれません。
確かにその考えも間違ってはいません。
販売元も売れるために試験分析をしてテキストを作成しています。
しかし、試験対策に対する考え方はそれぞれです。
勉強の負担を極力減らすために最低限の知識しか載っていないもの、最低限プラスαのもの、マニアックな知識まで載っているものなど、様々なものがあります。
ここで参考までに、僕の実体験をお話させていただきます。
僕は2回目の受験で合格しましたが、1回目は超大手のテキストを使っての受験でした。
テキストの内容は、ほぼ完璧に記憶していましたが、不合格。しかも、圧倒的な惨敗で。
原因は、知識不足でした。
なぜだかわかりますか?
答えは、テキストに書いてないことばかりが出題された。
自宅に帰って、本試験問題とテキストを何度も照らし合わせて確認しましたが、テキストには書いてありませんでした。
超大手のテキストでもそういったことがあるということです。
だからこそ、自分の目で必ず確認する必要があるのです。
そして、条件をクリアしたテキストの中から自分に合いそうだなという一冊を、とりあえず選ぶというのがオススメです。
とりあえずというのは、実際勉強を始めて、やっは合わないってことであれば変更した方がいいので、そういった意味でとりあえずってことです。
まとめ
テキスト選びをおろそかにして、間違ったテキストを選んでしまうと、その時点で不合格が決まります。
そんな思いはしたくないですよね?
テキストを原因としたくないですよね?
なので、テキスト選びは真剣にやってください。