本を読んで泣いた話を、ラジオで聞いて、また泣いた。
その文章を読んで、どうしても会ってみたいと思い、実際に京都まで会いにいった作家がいる。そんなふうに思ったのは、後にも先にも、彼女だけだ。
その人が、前回のシンラジオにゲストで来てくれた。
作家の岸田奈美さん。
漫画「宇宙兄弟」をはじめ数々のヒット作品を世に送り出してきた編集者の佐渡島庸平さんをして「誰も傷つけない面白い文章が書ける珍しい人」と言わしめた。僕自身は、彼女のことを”時代が必要とする才能”だと思っている。
彼女の作品には、家族とのエピソードがたくさん出てくる。
車椅子にのるお母さん。
ダウン症の弟さん。
中学のときに、亡くなったお父さん。
それぞれのエピソードが、実に人間くさくて、ついつい声に出して笑ってしまう。でも油断すると、時にぼろりと泣いてしまう。
そんな岸田さんにひさしぶりにお会いできると思い、ワクワクしながらいつもより少し早めにスタジオに入る。するとレポーターの小坂真琴さんの姿が!この日は、中継現場が近いので、スタジオに立ち寄ったのだという。いつも「CHIBA Choose on Tuesday!」で、軽妙な”小芝居”で楽しませてくれる。ようやくご挨拶することができた。よかった。
この日の放送は、冒頭で、ぼくがハワイにいったエピソードを少しだけ話したんだけど、その直後におさむさんが岸田さんの紹介した。
「兵庫県のハワイこと神戸市からやってきました岸田奈美です」
その第一声からすでに面白い。
そしてそこからは、あの話、この話が、岸田さんから湯水の如く語られ、ときに爆笑し、時にほろりとさせられ、あっという間の3時間だった。
岸田さんのすごいところは、「感じる力」だ。
きめ細やかに、人の気持ちを汲み取り、ちゃんと言葉にする。それをずっとやってきたからこそ、あの唯一無二の文章がかけるのだなぁと理解した。
本で読んでいたエピソードも、本人の口から語られると、また違った感慨があり、放送中、なんども爆笑し、なんどもほろりとさせられた。一度は、本当に泣きそうになり、なんとかこらえた。
そんな岸田さんのマシンガントークを聴いてみたい方、最後にポッドキャストのリンクを貼っておきますので、そちらから。
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