おもしろい人たちに共通していること。
おもしろい仕事をしている人っていますよね。彼らはなぜそんなにおもしろいことを考えることができたりするんだろうって、ずっと考えています。
タレントさんだけじゃなくて、テレビのプロデューサーとか本の編集者とか、いわゆる裏方も最近は、メディアに露出したりすることも少なくありません。いまは「オレオレ」の時代なので、出たがりさんもいっぱいいて、そんな人たちも玉石混交なんだけど、本当におもしろい仕事をどんどんしている人っているんですよね。
ぼくは仕事柄、いろんな人とご一緒しますが、そういう人って、ふとした瞬間に、覇王色の覇気みたいなのを出すんです。「オレってすごいでしょ」っていう物言いじゃなくて、本人はいたってふつうにしゃべってるんだけどただただ話している内容がぶっとんでる。
そんな時は素知らぬ顔をしながら、そうですよね、とかなんとかうなづいているんだけど、内心は、「この人やべえ」って思ってたりします。
月に一度、出演している鈴木おさむさんの「シン・ラジオ」、ここでもゲストとしていろんな方とお会いします。
これまでのゲストは、写真家の幡野広志さん、作家の稲垣えみ子さん、アナウンサーの堀井美香さん、T部長こと土屋敏男さん、作家・画家の大宮エリーさん、編集者の箕輪厚介さん、映画監督の大友啓史さん。すごい人ばっかりですよね。
出演オファーの基準は、おさむさんとぼくが「おもしろい」と思う人。だから、みんな覇気をまとった人ばかり。おさむさんもかなりの覇気をまとった人なので、3時間の生放送中のブースの中は、ぼあああああと覇気が対流してたりして、時折くらくらするします。19時にオンエアが終わり、帰宅すると、猛烈におなかが減って、ごはん大盛り三杯食べて、カップラーメン食べて、さらにポテチ食べたりの炭水化物祭りが始まるのもきっとあの覇気のせいだと思います。
それはさておき、おもしろい人たちって、なにが違うんでしょうか。どうやったらそんな人になれるんでしょうか。テレビの仕事を長らくやってきて、タレントさんとご一緒したり、「プロフェッショナル 仕事の流儀」で一流のプロに密着したりするなかで考えてきたのは、「すごい人はなにが違うんだろう」ということでした。頭脳や身体能力に恵まれるとか、生い立ちに強烈なモチベーションを持っているとか、諸条件もありますが、それって真似できないですよね。
でもそればかりではありません。転用可能なこともあります。
それは考え方です。
ここから先は
¥ 300
あなたからのサポート、すごくありがたいです。