しごとの「身の丈」ってなんだろう。
はたらくことには、「身の丈」みたいな考え方があります。この仕事は君には早いよ、とか、もっと経験を積めばわかるよ、とか、上司や先輩からいわれたことありますよね。
でも、これって本当にそうなんだろうか。
もちろんその仕事において、最低限求められるスキルというものはあります。その習熟なしにできない仕事はたくさんあります。
しかしその一方で、「身の丈」のなかにいつづけても成長できません。思い切って大きなジャンプをしたときに、人は飛躍的に成長します。
ぼくは長らくドキュメンタリーを作る仕事をしてきましたが、そのなかで沢山の優秀なディレクターを育ててきたプロデューサーがいます。例えば、超大物の密着ロケが許された時、多くのプロデューサーは実績のあるベテランディレクターを起用します。しかし彼は躊躇なく、まだまだ経験の浅い若手に任せてきました。
それはなぜか。
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