怨念を込めた給食
⚠︎画像は実際に私が書いた大量調理レシピです
気持ちを込めて作った料理は美味しい。って聞くけど。もう呪いの域まで気持ちを込めたら果たしてどんなことになるのか。。。
2年生の大量調理実習(給食ってこーやってつくるんやで実習)
最大の難関と言っていいのが
「自分で献立を考えて給食を作ること!!!!!」
給食には
・提供するターゲットに合わせたエネルギー量
・PFCバランス
=タンパク質(protein)・脂質(fat)・炭水化物(carbon)のバランス
・その他栄養素の過剰や不足がないようにする
がとても重要です。
そして重要が故にどちらも「だいたいこれくらいの範囲の給食を作りましょうね〜」と言うのが決まっています。
その範囲に収まるようにいちいち計算してたらやってられません。
例えば1食における塩分摂取量は6gが望ましいとされています。(塩分の日常的な取りすぎは高血圧になっちゃったりとかするよね〜)
でもこれ結構厳しいんです。
ここでお醤油使って……炒め物の時に塩を使って……え、そしたら味噌汁に1gしか塩入れられない……
白湯かな???
なんていうのをいちいち計算するんです!!
日がたくさん暮れますよ!!!
これを塩分のみたらず、たんぱく質、脂質、炭水化物の他、鉄やビタミンについてもやります。
もう1回言います
日が暮れまくります!!
まぁ、計算するのはエクセルなんですが(じゃあ辛ぶるな)
こうして調整を重ねていきます。
これは炒め物だと油を使いすぎるから蒸し焼きにしよう…
とか
これは塩だけだと薄味だから出汁を入れることによって旨味との相乗効果で味を濃くしよう…
なんてことをずっとやるのです。
そうして献立が決まったら…その献立をどの様に作って行くかを考えます。これも実際に自分たちで考えるんですよ。
こんな感じのものを作ります↓
⚠︎実際に私が書いたもの
これが大変めんどくさい!!!
でもこれを作らないと
ピクミンのごとく仕事があるとすぐに向かってしまう調理時間中の我らは
(なんせはやく作らなきゃいけんから焦ってるんよ)
1箇所に集中して結果…大混雑…なんてことになってしまうので…
大切な工程表なのです。
そしてこれだけではわかりにくいので………
↓↓↓↓↓↓
当時かわ子はありがたいことに班長をやらせていただいてたのでね……徹夜で作りましたよ。
大量調理レシピ……
このレシピを作りながら
もう頼むから!!頼むから皆んなが失敗しないように!!!!頼むから時間内でできるように!!!!!
頼むからみんな食べてくれ!!!!!
みんな美味しいって言ってくれ!!いや!もう!!私がこんなに徹夜で考えたんだぞ!!うまいって言え!!!残食するな!!!呪うぞ!!!
怨念を込めた給食が出来上がりました。(今考えたら誰も食べたく無いな笑)
結果として食券はみんなに買ってもらえたし、無事時間内に出来て、提供することができたし、美味しいと言って貰うことができました。
(むしろ美味しいと言わないと私の呪いが発動してしまったのかもしれない)
気持ちの込めようにもいろいろあるよね。
という話。
今回は長くなりましたが
ここまで読んでくださった方
いらっしゃるのでしょうか!!!!
いらっしゃったならもう!!!届けよ!!この感謝!!!!!届よお!!!