管理栄養士 病院実習 前半
管理栄養士専攻における実習の最難関
【病院実習】
管理栄養士として働く人なら誰もが知っている。
栄養管理が最も必要な場所のうちの1つ=病院
そこで働く管理栄養士のもとへ実習にいく
リアルにボロボロになった
心身共に削られた
『ブラック企業に勤めてる人は忙しすぎて考える暇がないので転職したくともなかなか難しい』
って話は聞いたことあるけど
あぁ、こういう状態なのかな…
と思うくらいには追い込まれた。
病院の管理栄養士がブラックな環境で働いてるというわけではない。
病院実習で出される課題の数々が想像以上に自分を追い詰めた。
日の目を見たい
給食施設は地下にあった。
そこは施設のこだわりで、食材を搬入した時、なるべくすぐ給食施設に到達するように(衛生概念)
車庫に隣接して造られていた。
調理場ももちろん地下。これがどういうことかというと…
朝日を浴びて「おはようございまーす」と給食施設に入って、ボロ雑巾みたいになって出てきた頃には暗くなっている…
ということが起きる。これが2週間続く。
もちろん、病棟訪問もさせてもらえる、その時に見える外の景色たるや…太陽って偉大だよ…ほんと…アマテラスアマテラス……
実習ノートと課題
病院の管理栄養士さんは優しかった。
課題はいっぱい出た。
実習では毎日実習レポートというのを書く。
要するに今日学んだことを書きましょうノート。
これを欄びっちりに文字で埋める。
埋められないと「学んだことが少ないのかな?」ってなる。
でも、あんまり気にしなくても学ぶことが毎日多すぎて書いてるうちにすぐ埋まる。
問題は課題。
献立を作ってみましょう! 糖尿病の方への食事アドバイスパンフレットを作ってみましょう! カンファレンスの勉強をしておきましょう!…
病院の管理栄養士さんは挨拶みたいにポンポン言う。
プロにとっては簡単なことなのかもしれない…
けど…大学の授業は半分以上口を開けて聞いていた私。
そもそも栄養価計算を心底恨んでいた私にとっては
課題一個やるのに結構な時間を使う…
それと並行して毎日の実習レポート…
削るのは身と睡眠時間しかなかった
毎日9時〜6時までの実習のために
満員電車に揺られながら30分前にはついて白衣に着替える。
実習を終えて帰宅し、レポートを書くのに2時間
課題をやるのに2〜3時間…
気がついたら朝になってるなんてこともたくさんあった…
もちろんインスタとかで友達が遊んでる投稿なんてみようもんならリアルにタオル噛んでた じぇらしぃ
前にも言ったけど調理の仕事は体力が大事。
何百人分のご飯が入った釜を動かすのがどんだけ重いか…
しかも病院…ミスが許されない…元々病気を抱えているからこそ入院してきてるのに…そこに対して食事で何か害を加えてしまうなんてあってはならない。
細心の注意を払う…
だから頭も体もどんどん疲れてく
[後半へ続く]