【Vol.09 流れが悪いときの舵の取り方】
こんにちは。川畑昌弘です。
これは、せどりに限らずですが、
ビジネスをしていると、
・流れが良いとき
・流れが停滞しているとき
・流れが悪いとき
というのが必ずあります。
今、せどりを教えているクライアント方でも、
立ち上げから、2~3か月くらいで、月商200万円まで、
とくにブレーキがかかることなく伸びていきました。
副業で、1日2時間くらいの仕事量で
達成しているので、かなりセンスある方
だと思います。
それまでは、何の不安もなく、
どんどん行動しているし、勢いがあり
良い流れがきていました。
しかし、規模が大きくなってきたときに、
販売していた商品の一部にクレームが入ります。
その商品に関しては、
誠実に対応して問題なかったのですが、
「他にも同じようにクレームに繋がる商品が
あるのではないか?」
と不安が増して、リスクに焦点が当たり
ブレーキをかけてしまっていました。
一個地雷を踏む経験をすると、
他にも地雷があるのではないかと
気になりはじめるて動きが鈍くなるのは
誰しも、良くあることです。
でも、ビジネスって、
リスクを考え始めると、キリがありません。
僕が仲良くしている会社は、
本当にお客さんのことを考えて経営している
経営者の方が多いですが、どんなに良い会社でも
トラブルもあれば、危機的状況というのは存在します。
例えばですが、
・ホームページの記載が薬事法に引っかかっている
のではないか?と調査が入った。
・商標権を取得されている商品と知らずに
出品してしまった。
・社員を増やしていった直後に、メインとなる商品が
扱えなくなり、売上に大打撃があった。
・すごく優秀で頼りにしていた社員が急遽辞める
ことになった。
・ビジネスパートナーが金銭的に金銭的トラブルが
起こり、売上が入金されなくなった。
・ライバル会社から身に覚えのないことで
訴えられかけた。
のようなことが実際に起きています。
もちろん、こういったトラブルがあれば、
二度と起こらないように改善策を考えるのは大事ですが、
起こってもいないことを不安に思い、
リスク分散ばかり考えると途端に進まなくなります。
また、その会社にとっては改善するきっかけとして
起こったほうがいいトラブルもあるのです。
会社の規模が大きくなるというのは、
良い出来事も増えれば、悪い出来事も増えます。
当然、今までスルーされていたことにも
突っ込みが入り始めます。
だからこそ、大事なのは、
糺すべきところは、糺して勢いを止めずに
走り続けることです。
もしかしたら、大きくこけることもあるかも
知れませんが、大きくこけるのを恐れて
起こるかどうかもわからない不安から
スピードを落とす方が機会損失です。
だから、
「大きく転んだときは、それをネタにしよう。
なんなら、困った状況を説明して、助けてもらおう。」
くらいで挑戦している経営者の方が、
圧倒的に強いです。
もしかしたら、トラブルが原因で切れるご縁も
あるかもしれませんが、それで切れる縁は
その程度のものだったと思えばいいのです。
一番大切にしないといけないのは、
そういう流れが悪い状況で
応援してくれる人です。
流れが良いときというのは、一緒にいることで
メリットがあるので、いろいろなひとが
近寄ってきます。
そういう意味では、
流れが悪いときというのは、本当に大事にする
ものが定まりやすい時期です。
また、別の観点から言うと、
大きく転んだネタというのは、多くの人を魅了します。
『しくじり先生 俺みたいになるな』
というテレビ番組も人気がありましたが、
これも人生の壮絶な失敗を経験した人を
反面教師にしたいというニーズに答えています。
ほとんどの人は、
「大きな失敗をしたくない。」
と思っているので、大きな失敗をしている人の
話は貴重で、かつ、それをネタにしていると親近感が
わいてファンが増えます。
ホリエモンも、獄中での葛藤をメルマガ配信して
話題を呼んでいましたが、ある意味、ネガティブなことも
人の注目を集めていることには変わりありません。
そのエネルギーをどう使うかで、
人生はいかようにでも進めることができます。
実は、世の中で成功しているひとは、
そのエネルギーの扱い方が非常に
上手なひとが多いのですが、ここらへんの話を
始めると長くなるので、また、別の機会にしたいと思います。
それでは、ありがとうございました。
川畑 昌弘