【vol34 僕が一生忘れないであろうクライアント】
こんばんは、川畑です。
最近、通信講座を受講されている方から
3か月前、こんなメールがきました。
「アフィリエイトで稼ぐのは誰かのために
なっていない気がするのですが、
物販なら世の中のためになる気がするんです。
だから、物販をこれから学ぼうと思います!」
で、そこから物販を実践してから
3か月ほど経過したタイミングで、
「やはり、アフィリエイトは誰かのために
なっていない気がするというのは、自分が突き詰めて
いないだけで、逃げていただけでした。
これからは、物販は一旦休止して、アフィリエイトを
することにします!」
と連絡がきました。
といっても、物販に取り組み始めたのは、
最近1か月くらいの話で、それまで2か月は
別の収益性の高いビジネスに取り組んでいて
ほとんど取り組めていないようでした。
そして、最終的には、その収益性の高いビジネスも
人間関係で揉めて辞めています。
ちなみに、ネットビジネスをやっている人は
こういった人は本当に多いです。
自分に合ったノウハウを
探し続ける旅にでてしまうのです。
実際に、僕もそういうときありましたし、
僕はそのノウハウ探しの旅に終わりがないこと
に気づき、”飽きた”だけです。
なので、
「とことん飽きるまでやってみるといいん
じゃないかな。」
と思うのと同時に、
そういうことを言っている人を見ると、
「早く気づかないと今世終わっちゃうよ。」
と二つの想いがでてきます。
今回は、
「もう決めた。」
という感じで連絡がきたので、
とくに何も伝えていませんが、これが相談だったら
こんな話をしたかったなということを書かせてもらいます。
実は、羽賀ヒカルさんとFLOWという講座を
しているのですが、第二期のときに、受講生の一人のIさんが
亡くなっています。
脳溢血という、脳で血が固まってしまう
病気で突然の死でした。
年齢も50代で、
かなり若くして亡くなられたのです。
そして、早朝に亡くなられたIさんの
娘さんから連絡が入って、僕はそのことを
はじめて、知るのです。
実は、このクライアントのIさんとは、
1年半以上の付き合いでした。
僕と出会った当初は、
「せどりで稼げるようになりたいんです!
でも、今までの人生もダメダメで、上手くいくか
不安です。とりあえず、月5万円でも稼げたら満足です。」
とかなりセルフイメージが低かったんですね。
表情も暗くて、どこかつねに怯えているようで
これまで成功体験が少なくて、自信が持てない
ようでした。
奥さんや娘さんからも、
「また、ダメなお父さんが、変なことを
何か始めた。辞めときなよ。」
と最初はバカにされていたそうです。
Iさんとしても、せどりで成功して家族を
見返したいという気持ちもあったようです。
そして、半年間、FLOWで、
どういう気持ちでビジネスに取り組めばいいか
を学んでいる中で、どんどんIさんは明るくなっていき、
自信を取り戻していきました。
しかし、それは、
せどりで成功したからではなく
どういう気持ちで仕事と向き合えばいいかを
学んだからです。
そして、何よりIさんにとって変わったのは
仲間ができたことです。
それは、自然と明るいIさんを
ひきだしてくれるFLOWの仲間です。
ポジティブで、未来を信じてくれる仲間を
Iさんは、せどりを学ぶことで手に入れました。
そして、いつしかIさんが、
”家族を見返すため”に成功したいという
気持ちがなくなっていました。
「僕は、ずっとFLOWの仲間と一緒にいたいから
そのために、せどりで受講料を稼いでいきます!」
と変わっていたのです。
もはや、家族に何か言われようと、
気にならなくなったようで、
それはIさんにとって、ココロ許せる仲間が
できたからです。
そこから、どんどんとセルフイメージが
書き換えられていき、亡くなられる前には
つねに笑顔がたえないIさんになっていました。
僕は、Iさんが亡くなられたときに、
心の底から、
「FLOWに入ってもらって良かった。」
と思いました。
もし、当時の僕が、自分の力量の範囲内で
稼ぐ手段としてのせどりだけを教えていたら
Iさんにとって、人生最後の1年は、
”お金を稼ぐスキルを身につけるだけの時間”
になっていたのかと思うと
ゾッとしました。
これは、アフィリエイトでも
せどりであったとしても、一緒です。
大事なのは、その仕事とどう向き合い、
その仕事で繋がったご縁をどう深めていくか?
その中で自分も関わった人も元気になるような
仕事にできるかどうかなんだと気づきました。
だからこそ、
・アフィリエイトが良いのかな?
・せどりがいいのかな?
・SNS起業がいいのかな?
と何だか自分が極めた方がいい起業が
あるように思いますが、究極的には何でもいいです。
だって、明日死んでも後悔しない働き方が
できいればいいんです。
お金を残しても、
事業を残しても、
スキルを身につけても、
あの世には持って帰れません。
しかし、人との繋がりで感じた
”あたたかみ”は魂の記憶としてもって
帰ることができるといいます。
実は、Iさんが亡くなったあとに、
残った在庫をクローズさせる方法がわからずに
困っていた奥さんと娘さんをすぐに駆けつけて、
助けてくれたのはFLOWの仲間でした。
だから、何をやるかではなく、
誰とやるかが大事なのです。
そして、Iさんは、
僕にとって、仕事を通して、何を伝えていくのか
大事なことを教えてくれた、いつまでも忘れない
存在になっています。
ちょっと長くなりそうなので、
今日はこの辺で!
続く・・・
それでは、
ありがとうございました。
川畑 昌弘
■追伸
あなたにとって、仕事をしていて、
忘れられない人っていますか?
僕にとっては、Iさんは、どんな実績を残した
クライアントよりも、僕の人生に衝撃を与えて
くれた一人です。
ぜひコメントください。