【Vol.12 すべて自分の責任と思ったときから変わる】
こんにちは。川畑昌弘です。
先日、会社で掃除がちゃんとできていない
ことについて、スタッフを集めて話し合う現場
に居合わせました。
そこで、各々、釈明してもらったところ、
Aさん「私は、毎朝掃除に参加していますが
他のスタッフがちゃんと掃除しないんです。」
Bさん「ちゃんとデスク周りを綺麗にしてから
帰るようにしてますが、乱雑なままになっている
人が多いです。」
Cさん「掃除がどうしても苦手で、机が散らかったままに
なっていたのは申し訳なかったです。今後、改めます。」
と、それぞれに思うところがあったようでした。
普通であれば、Aさん、Bさんは、ちゃんと掃除を
していることから、Cさんが怒られるのが一般的
かもしれません。
しかし、ここでは違いました。
Aさんも一緒に怒られていました。
結局のところ、オフィスという共有スペースを
守ろうと思ったときに、
「誰かがやってくれているだろう。」
という考えでは崩壊します。
基本的に、専用化された道具よりも共有の
道具の方が汚れやすいと言われていますが、
これは、どこか、
”誰かが掃除は、やってくれるだろう”
と考えを大多数が持ち、消費と回復のサイクルが
追いつかなくなることが原因です。
そういう意味では、Aさんは共有スペースでも
ちゃんと毎朝の掃除の習慣を守り続けようと
していた一人ではありました。
もちろん、それは、素晴らしいことでは
あるのですが、それだけでは、結果として
空間の回復が追いつかず、乱れ続けていったのです。
空間が乱れ続けている限り、Aさんにも
必ず責任があります。
いや、もっと言えば、全員が
この空間が汚れているのは、100%自分の責任だ
と思わない限り、守られることはないのです。
では、
「Aさんは掃除に来ないスタッフがいるとわかったときに、
何か他にできることはなかったのでしょうか?」
というと、いくらでもやりようはありました。
・掃除にこないことが、いかに、会社の空気を悪くし
仕事のパフォーマンスを下げるか説明する
・上司に報告をあげて、ミーティングで議題にあげて
もらう。
・掃除にこれていないひとに対して、終礼あとに、
別途掃除をしてもらう時間を設ける。
を提案し、全体に呼びかける行動をすることも
できましたが、そこまではしなかったのです。
つまり、Aさんは、
”誰かがこの全員で掃除ができていない問題は
解決してくれるだろう。”
と、どこか他人任せで、自分が毎朝掃除をするという
タスクは守っていても、”職場を綺麗な空間で保ち続ける”
という本来の目的に対して無責任になっていました。
誰か一人でも突き抜けて、
空間全体を自分一人でも守るぞ!
そのためには嫌われてもいいから叫び続けるぞ!
と覚悟を決めるひとがいなければ、
こうやって簡単に場は乱れていきますし、
ルールもなくなっていきます。
でも、全体に対して叫ぶのって、
嫌な役回りです。
今回の件でいえば、掃除ができていないひとに
とっては、耳心地が悪いことですし、ひょっとしたら
反発もされるかもしれません。
でも、それを恐れていて、
”何も言わない”
という無関心を決め込んだ途端に崩壊への
カウントダウンが始まるのです。
だからこそ、大事なのは、
どんなに自分では他のひとよりもやっている
つもりになっていても、目の前で起きている問題は
100%自分の責任だと一人一人が思えるか
どうかです。
これは、せどりで成功するかどうかも
同じで、何か外部要因に対して言い訳を考えている
限りは変わることはありません。
「100%自分が責任をもって、
せどりで起業して家族を守るぞ!」
と腹を決めていなければ、いくらでも
言い訳となる材料探しが始まります。
逆に、腹さえ決まっていれば、
・どうやったら達成できるのか?
とアンテナが立つので、
どんな課題も乗り越えるためのアイデアを
得ることができるのです。
その覚悟があるかどうかで
成否が別れるので、誰かにせどりを教えてもらう
にしても、成功するかどうかは100%自分次第だと
思っておくようにしたほうがいいですね。
これは能力の問題ではなく、
覚悟だけの問題なので、何年続けているとか
全く関係ないです。
ちょっと、ここから先は、
自分以外の責任とか思ってしまうひとは
これを機会にあらためてみてくださいね。
それでは、ありがとうございました。
川畑 昌弘