カメラ目線の写真に魅かれた『旅をひとさじ』
私たち「川端堂」の最近のおすすめ本は『旅をひとさじ』(文・写真:松本智秋)です。
この本は写真が多くて、いっそ「写真集」と言ってもいいと思うんですが、被写体の人たちがしっかりこちらを見ているのが素晴らしいです。
内容はというと、ユーラシア大陸各地のイスラム系の街を訪ねた一人旅の記録なんですね。
コロナ前の数年間に中国、中央アジア、イラン、レバノン、シリア、ブルガリア、ロシアなどを巡っています。政情不安な地域も多いので、いまでは行きづらい場所も。
現地を散歩し、現地の人と会話