「A HAMLET二期工事エピソード⑤オセロ。」
エピソード④の続き。
タイトルは「オセロ。」
写真は8月19日分。
この日は作業を少しだけ早めに切り上げ、施主やその日手伝いに来てくれていた人、プロジェクトメンバーみんなで「A HAMLET」のある大井町並河にある大井神社の大井神社花まつりというお祭りに参加した。
ちなみに、8月5日は、亀岡平和祭 亀岡大踊り大会にも参加させてもらった。
その地域を知るという事は、その地域の過去と今を知るという事だなと思う。そして、その地域の良い事も良くない事も知り、何より、その地域の人を知る事だなと思う。
だから、その地域の昔からある、その地域の人たちが集まる、お祭りに参加させてもらうのはとてもうれしい事だ。
僕らは現場終わりに、みんなでブラブラと歩きながら、大井神社に向かった。
少し辺りが暗くなった頃から、ぞろぞろと、その地域の人たちが集まる。子どもたちや家族連れ、思い思いの形で祭りを楽しんでいた。
途中、施主の長男さんご夫婦と次男さんご家族も合流し、僕らも祭りに溶け込み、腹いっぱい楽しませてもらった。
その後、「A HAMLET」に戻り、施主さんが用意してくれていた、お酒をみんなでたらふく飲ませてもらった。
みんながいろんな人と話ながら、楽し気に思い思いの時間を過ごしていた。
たくさんのみんなの笑顔が見られた。
なんか、いろいろ全部が一旦、報われた気がした。
仮にさ、ある最高な瞬間、最高な一日があって、そこから、ありふれた日々が続いたとしよう。どこに続くのかもわからず、ただただ、その道を延々と歩き続けたとしよう。
そんな日々が続くと、やがて、心が揺れ、迷いや焦り、不安が生じてしまいがちになる。
どんな方法を取るかは別として、そんな日々を迷わず焦らず、不安を置き去りにして、進み続ける。
その先に、その次の最高な日が現れると、前の最高な日からのありふれた、でも、着実に積み重ねた日々が一気に報われる感があるんだな。
わかるかな?
オセロだ。
白い石の横に黒い石が淡々と並んでいった後、その黒い石の隣に白の石を置いた瞬間にパタパタと黒の石が白に変わっていく。
そんな事を思った。
良い日があって、何てことない日が続いて、また良い日があるじゃない?
白が来て、黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒と続いて、白が来ただけ。
多くの人はそんなもんだろうと思うのかもしれないけれど、僕はこう思う。
それまでのすべての何てことない日々が何てことある日々に一瞬で、かつ、静かに変わるんだ。
白が来て、黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒と続いていたのに、次の白が来た瞬間に白、白白白白白白白白白白、白になる。
心を開いて感じていると、一気に報われる日が、瞬間がある。
この日はさ、何だかわからんけど、別に何にも達成していないんだけれど、とても、うれしかったんだな。
そして、なんか、やっぱ祭りって、単純にみんなを引き寄せる力があるよなって思った。
そういう単純で感覚的な力、みたいなモノを僕やみんな、このプロジェクトから漂わせていきたいなと思うわけだよ。
ああ、そうだ。祭りで思い出したよ。
10月7日、8日と「A HAMLET」の二期工事終わりのオープンハウスがあるからさ、来てよね。
時間は11時〜17時、一期工事のオープンハウスの時も、2、3時間、みんなと話をしたり、ゆっくり過ごしていってくれた人が多かった。みんな、そのつもりで来てね。
さぁ、みんなで一緒に祭ろうぜ。