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「A HAMLET二期工事エピソード③共に生きる」

エピソード②からの続きだよ。

タイトルは「共に生きる」

なにもに書いたやり方が最善かと言うとそういうわけでもない。

でもさ、頭も心も使えないんだとしたら、体で突っ込むしかないじゃない。

中途半端な状態で何かをする事ほど、もったいない時間はないから。

8月13日。

ついに、土砕き&土こしターンが終わる。

その日の夜に、その日にいた、みんなと土砕き&土こしフィニッシュを祝して、みっちゃんに晩御飯を食べに行った。

さて、みんなで思い出した。急に話は変わるんだけど「A HAMLET」での共同生活の話でもしようかな。

プロジェクトメンバーはみんな最高だ!という前提で読んでね。

こんな事を言うのも何だけれど、僕は一期工事の共同生活よりも二期工事の共同生活の方が、気が楽だ。

あくまで、結果的に、だけれど。

少しずつではあるが、共同生活という側面で、気を遣わないようになってきたっていうのと、前半戦は、心が疲れていて、割りとナチュラルに、そうしてしまっていた。そうなってしまっていた。が正しいかも。

一期工事の時は、人生初めての共同生活という事もあり、今回よりも、はるかに周りに気を遣いまくっていたから。まぁ、それは、お互い様なんだけどね。気を遣っていたというのも、あくまで僕の人生基準で言うとだけど。ちなみに、あれで気を遣ってたん?とかは言わないで。絶対。

でも、物事とは常に表裏一体で、当然、僕が楽になったという事はそのしわ寄せは周りに行く。ごめん…。

僕はある意味、その辺りはお互い様で、それでもしょうがないなと思っていて、お互いにムリをしたり、上辺で上っ面の付き合いをするのではなく、互いに何か違うなって事があったら、我慢して我慢して、何かのトリガーで感情的になって伝えるのではなく、普段から、愛を持って、言い合える関係になりたいなと。

僕も僕が見えている事に関しても、タイミングばっかり計ってないで、遠慮ばっかしていないで、もっともっと伝えていかなけばいけないと思っている。より良くなるために。より良くするために。

気ばかり遣い合って言えないんじゃなく、愛に紐づいた心遣いで伝え合えるようになれたら最高じゃないの。

そのために、相手にちゃんと伝わる関係性を作るっていうのもすごく大事だなって思っている。

例えば、パン!といきなり言って、伝わる人もいれば、そうじゃない人もいるしね。

そういうこのプロジェクトへの互いの価値観や生きる上での価値観なんかを分かち合うみたいな事を施主を含めた僕らプロジェクトメンバー全員で、今より、もーっと、できるようになったら、素晴らしい事だなと思っているし、もっともっと、できるようになりたい。

その距離感で一緒に作れたら、確実に、もっともっと良いモノができてくると思うから。

ちなみに、共同生活しながら、こんな長期プロジェクトをやるって、僕はあんまり聞いた事がない。しかも、不動産開発系のプロジェクトで。

だって大変だもんな。

当たり前だけど、プロジェクトの仕事の部分だけで付き合った方が余計な衝突やトラブルは起きにくい。

一期工事が始まる前に、ワイフに「絶対、共同生活なんて、やめとき!余計なトラブルが起こるから!自分には絶対ムリやって!」って言われていた。

実に、僕をよく知る人の意見だ。

それらをわかった上で、先ほどの、伝えたい事があったら、まずは、相手に伝わる関係性を作らないといけないという話、しょうきち率いる々にどっぷり浸かってみたいという気持ち、また、表面的な関係ではなく、本質的な部分で繋がれた時に生まれてくる純度の高いモノを一緒に作りたいって気持ちが大きすぎて、飛び込ませてもらった。

念のために書いておくと、僕は「A HAMLET」のプロジェクトメンバーやこのプロジェクトに関わってくれる人、みんな大好きで、みんな大切な仲間だと思っている。ホントにみんな、かわいいかわいい。

そして、安心して。今の状態がすんごく悪くて悪くて、というわけでは決してない。

より良くなるため、もっともっとのその先の話。

きっとだけれどね、集落の根元には、集落を再生している僕らがいて、その空気感みたいなモノが土壌から醸し出されて、地上に這い出し、その匂いに吸い寄せられて、みんなが集まって来てくれるのだと思うのだよ。

だとしたら、今より良い香りを醸せるようにしたいじゃない。

「共に生きる」ってキレイゴトばかりじゃないと思うんだな。

でもさ、棟梁の言葉を少し借りるとさ、ちゃんと向き合って、話をしあって、時にぶつかるコトもあるかもしれない、でも、それがうまくいったその先に良いモノができると思うんだよ。

僕らの命のやり取りの、その延長線上に、この集落の再生が丸ごと乗っかっていると思うんだ。

だから、これから「A HAMLET」に入って来てくれる人も、あの人はどうだとか陰で言ったり、誰かの顔色を伺ったり、上辺で気ばっかり遣うんじゃなく、まずは、周りにいる人たちと伝えたい事が伝わる関係性を作る事から始めたら良いと思う。

ひょっとしたら、移住なんかも同じなんじゃないの?

すべてはそこからな気がするな。

なんだか、すぐに互いの正義を振りかざしてしまいがちな世の中だけど、本来、人と人が共に生きるってそういう事なんじゃないかな。

なんてね。

2022,8,13 AHAMLET photo by mizuki kobayashi
2022,8,13 AHAMLET photo by mizuki kobayashi
2022,8,13 AHAMLET 土砕き&土こし現場での休憩中 photo by mizuki kobayashi
2022,8,13 AHAMLET photo by mizuki kobayashi
2022,8,13 道すがら photo by mizuki kobayashi
2022,8,13 みっちゃん photo by mizuki kobayashi


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