人間は強くてしなやかで美しい。
いつかは忘れたけれど、少し前に書いた文章をアップしようと思う。
数少ない人には言った事がある気がする。
僕は基本、人には期待しない。
なぜかは忘れたけど(ホントは心当たりはあるけどな)。
理由なんてどうでもいい。
なんせ、僕は、自分以外の人に期待する事に意味はないと思っている。
なぜなら、人に期待するっていう行為は、その誰かに期待する人のエゴに過ぎないと思っているから。とても、一方通行な行為なんじゃないかと。
期待された側の人からしたら、そんなん知らんがな。よね。
で、人に期待する人は、人に期待した結果と違う現実が目の前に現れたら、裏切られただなんだ。期待外れだなんだ。
知らんがな。
もとい、僕は僕以外の人に期待はしていない。うーん、したくない。100%はできていないかもしれないから、したくないにしておこう。
でもさ、リアルでの人とのやりとりの中で、自分の目の前にいる人の行動や言動、SNSやなんかで誰かが書く言葉、そもそも、その時点まではまったく期待はしていないんだけど、僕の今までの知り得る人類の行動や言動、発信のデータの中で、想像もしていない領域に踏み込んでくれる時があるのよ。
なんだろう?人間って捨てたもんじゃないなって思わせてくれる時がある。
僕も人間のうちの一人だからさ、我が事のように、うれしいんよ。
そういう光景を目の当たりにした時に、またして欲しいという類いの期待を抱くのではなく、淡い希望を抱かせてもらえるんだな。一筋の光明っていうのかな。
単純に、とっても、うれしいんだ。
期待はしていないんだけど、自分の思う、自分の想定しているよりも、ずっと素晴らしい行動や言動を見せてもらえる時があるのよね。
実にシビれるんだな。
ぐっと来るモノがある。
みんなが?思っているよりもきっと、僕を含めた人間は、その各々が思っているよりもずっと、ちっぽけで、短絡的で、計算高くて、感情的で、不安定で、弱くて、とても儚い。
それと同時に、僕を含めたみんなが思っているよりもずっと、人間は、強くて、しなやかで、美しいんだなって教えてもらえる。
オマエ、どの目線で言ってんだ?ってね。
わかるよ。わかる。
でもね、僕も数いる人間のうちの一人として、人間は誇らしい生き物だってさ、心のどこかでは信じていたいのよ。
そりゃ、クソみたいな現実を見せられる事の方が多いけど、俺も人間の端くれの一人だから、心のどこかでは信じていたいのよ。
それをまざまざと現実の世界で見せてもらえた時は、やっぱ、うれしいじゃないか。
うれしいんだよ。
よし!俺も明日も精一杯、命を燃やして、生きよう!と思わせてもらえるんだよ。
ありがとう。
あなたの行動、あなたの言動、あなたの発信、あなたの思考、そのどれかが、一瞬のきらめきを放つ時がある。自覚、無自覚を問わず。
その瞬間をつぶさに捉え、その瞬間の少し後に、あなたの思っているより、僕はちゃんと感動しておりますのよ。
そんなあなたに幸あれ。
なーんてね、この先を加筆する数日前かな?数十日前かな?に書いていた。
アップするかしないかなんて自分でもわからない。
でもさ、これを書いている今日、ある人に偶然、会ってしまったんよな。
ここから長くなるけど、大丈夫?時間に限りのある人はここで止めても良いんだよ?
これを書いている今日、その人に会って、その瞬間に、この文章をアップしようと決めた。
これを書いている今日、久しぶりに偶然会った人は、長年愛した奥さんを最近、失った。
遡るとさ、去年の年末、僕が主催する忘年会に来てほしいって、自分でも何かわからんけど、久しぶりにその人に連絡したんよな。
そしたら、その人から、僕からの誘いはめちゃくちゃうれしいんだけど、奥さんの体調が芳しくないから行けないって連絡が来たのよ。
でさ、いやいや、優先順位の問題がある!って、ムリしなくて良いです!的な事を返したはずよ。
で、昨年の忘年会にはその人は来なかったのよ。
それから、しばらくして、その人の奥さんが亡くなられたっていう事をその人のSNSの投稿で僕は知る事になる。
そういうのに慣れていない僕は彼に直接連絡を取る事なんてできないわけさ。そして、彼は店をやっているから、店に行けば彼に会って話ができるってわかっているのに、行けなかった。
だって、その人に会って、僕はその人に何て言えば良いかわからなかったから。完全に僕は逃げた。
なぜなら、僕自身がそういう状況になった事がないくせにさ、さも、わかったような顔をして、僕が彼に言える事なんて何もないってわかっていたから。そういう思考な。そんなんいらんのにな。まぁ、所詮、連絡しない、行かないための己への言い訳だよ。
でさ、これを書いている今日の昼くらいに、とある公園で、たまたま偶然、彼が僕を見つけてくれて、彼から声をかけてもらって、久しぶりに会えた。
めちゃくちゃうれしかったんだな。
そして、声をかけてもらって、彼を彼と認識した時に、僕は彼に駆け寄りハグしてた。
イッツ、オートマテッィク。
もう、その時点で泣きそうだった。
彼が今日という、今という時間を迎えるのに、僕の想像をはるかに超える時を過ごしてきたんだなと思ったから。
飲み会のハグよりも、ずっと長く、ずっと強く彼を抱き締めていた気がする。
時刻は昼間で、しかも割りと人が多いところだったから、すごく気を遣って、早めに離れたつもりだけど、きっと、少しの時間、彼をハグしていたんだと思う。
そこから、しばらくの間、彼と話をした。
久しぶりだったんだけど、僕的には久しぶりの感じはしなかった。何せ、そもそも、彼と会いたかったし、話したかったってのもあるし、互いが互いの時間を賢明に生きてきた同士の現在地の確認というか、まぁ、なんというか。SNSもあるしね。
これを書いている今日、聞いたら、たぶん、何回も聞いているんだろうけど笑、彼は僕より7歳上だった。
いや、この際、この人生で何年生きたとか知らんやん。
だってさ、自分にとって初めての事が起きて、それが恋であろうが、仕事であろうが、何でも一緒やと思うんやけど、それと直面したり、それを乗り越える時はみんな初めてやん?何歳であろうがさ。
それは絶対に忘れたらアカンと思うのよ。今までの経験が一切通用しない。年を取っているからっていうアドバンテージは一切ない。
その上で、俺の人生史上で知らない経験を最近?今?これから?向き合って、抱きしめて、乗り越えて、前を向いて、いろんな未来を背負って、これから先、ずっと抱きしめていたい過去すらも手放して、生きようとする姿勢はとても美しかったんだよ。
使い古された言葉かもしれないけれど、とても格好良かったのよ。以前のその人の生きる姿勢と変わらなかった。あんな事があったにも関わらず。その人をわかっていた気にはなっていたけどさ、目の前で、面と向かって、嘘偽りなく話してくれる姿を見て、ぐっと来てた。
年上か年下かなんて知らんといつも言ってる。でも、目の前の命がさ、すっごく弱っているストーリー(外部の人から見たらそうやんか?当事者以外は全員外部の人やからな)があるにも関わらず、前と変わらず、ちょっと上を見て、生きようとしている姿にマジで、ずっと泣きそうだった。
ああ、尊いなって。命って尊い。
さぁ、もう一回、書くぞ。
きっと、僕を含めた人間は、思っているよりもずっと、ちっぽけで、短絡的で、計算高くて、感情的で、不安定で、弱くて、とても儚い。
それと同時に、人間は僕を含めたみんなが思っているよりもずっと、強くて、しなやかで、美しいんだよ。
ああ、この追加の文章を書きながら、涙がこぼれて良かったな。
これを書いている今日その時から、めっちゃ止めてたから。ずっと我慢してたから。今、そのダムが決壊した。
めっちゃ目から涙がポロポロこぼれて、これを書いている携帯の画面が見えにくかったけど、俺はこの投稿をしたかったから。
やり遂げた自分を褒めてあげたい。
久しぶりにちゃんと涙がこぼれたな。
そうだ。俺はあの時、泣きたかったんだ。
おい、家族が起きてきたら、びっくりするぞ、マジで。
何が言いたいかって言うと、自分の心と向き合って、ちゃんと咀嚼をして、言葉を綴るって、そういう事だ。
もちろん、生きているといろんな良い事、良くない事や楽しい事、苦しい事あるな。
その時の自分の感情や心の動きとちゃんと向き合い、咀嚼して、その感情や心の動きとできる限り近い言葉を選んで綴る。
それには、自分の心と心の動きと真正面から向き合わないといけない。
そりゃ、感じたくなかったり、考えたくなかったり、受け入れたくなかったり、する事あるよね。
場面によっては涙を流したくないばっかりに感情に蓋をしたり。
そういう事しちゃうのよ。大人になると。
外面を保ったり、自分のプライドを守ったりしてしまいがち。良くない。
そりゃさ、その時、自分の心の柔らかい部分に入っていくわけで、その過程で、涙がこぼれる時もある。悔しい気持ちでいっぱいになる事もあるだろう。でも、逃げてはいけないんだ。
最後に、もう一度書いておこう。
きっと、僕を含めた人間は、思っているよりもずっと、ちっぽけで、短絡的で、計算高くて、感情的で、不安定で、弱くて、とても儚い。
それと同時に、人間は僕を含めたみんなが思っているよりもずっと、強くて、しなやかで、美しいんだよ。
そういう事だ。
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