[無料版】パドックを馬券につなげる方法
以前有料でリリースし、好評だったパドックを馬券につながる方法。
時も経ったので無料公開します。
一応有料分との差別化の為に一部伏せ字にはしますが、ほぼそのまま読めると思います。
パドックが最も馬券に直結する3歳5月〜12月、皆さんのお役に立てれば幸いです。
以下、パドックを馬券につなげる方法。
パドックを見ていた友人が「5番めちゃくちゃ良いな。3番はダメだ。」と言っていたのに3番が勝ち、5番が飛んでしまった。
こんな経験はありませんか?
あるいはパドック解説者が褒めていた馬を買い続けたら負けてしまったなど。
先に結論を申し上げます。
そう言ったパドック評論者の90%以上はパドックを何も見れていません。
エセパドッカーです。断言します。
そしてこういう経験をした方が日本中至る所におります。
だから「パドックなんて見てもあてにならないよ」と言われているのです。
しかしエセパドッカーとはいえ、パドックを見て競馬歴も長いのは事実。じゃあ少しくらいはアテになってるんじゃないの?
いいえ、そんな事もありません。
パドックをただ見るだけでパドックは解けません。見るポイントは確かにいくつもあります。
皆さんも聞いたことはありませんか?
トモのボリュームがありパンとしている
や、
毛艶が良く絶好調だ
聞いた事ありますよね?これだけでパドックに詳しい人のように聞こえてきませんか?
しかしこんな物は競馬新聞を見て「前走アーモンドアイはドバイを走り一着だった」と言っているようなものです。
その情報は予想をする上で確かに必要です。
しかし、「前走っていつの話なのか?」「ドバイのレースは500万級なのか?それともG1なのか?」「そもそもドバイってどこの国?」などを知らなければなにも予想出来ませんよね?
それと同じです。
パドックにもトモや毛艶を見る努力をする前に、もっと基本的な馬券に繋げる為の練習方法があるんです。
私からするとその基本的な馬券への繋げ方を知らないと他は活きないので、馬体だけ見ているだけではパドックの価値は低いです。
・・・さて、かわばたが幼少期から培ったパドックを馬券に繋げる方法をここに記します。
ここではGoogleで調べれば出るような馬の部位の説明や身体の説明だけなどは省きます。そんなものはGoogleや図鑑を見ればわかります。
ただパドックを馬券に繋げる為の方法です。
もちろんこの記事を見なくても10年20年とパドックを真剣に見ればわかる事でしょう。
しかし私は、私のやり方が最も早くパドック力が身に着くと思っています。
これを活かすも殺すも皆様次第ですが、これを教えた事によりパドックを重要視するようになって半年で馬券収支が大幅に向上した知り合いもいます。
馬券の買い方や勝ち方は血統や、最近だと外厩など時代によって変わります。
しかし相馬眼は一生ものです。
一度身につければ競馬をやる限り、身に付けてマイナスになる事ではないです。
私の財産そのものなので無料で公開する訳にはいかないのですが、それでもパドック力が身に着くなら安いと思います。
買って下さった方たちがパドック力を身に付け、パドックを楽しんでくれれば幸いです。
そしてパドックがファクターとして軽視されている現状が良くなり、私のお仕事が増えれば嬉しいなと思っております(笑)。
さて…
パドックを馬券に繋げる為に、まず大事な事がひとつあります。
それは逆算で理想形を知っておくという事。
なぜ理想形を知っておく事が大事かというとそれだけで取捨出来る場合が非常に多いからです。
G1ですとそれはとても顕著なものになります。
例を挙げますと、簡単なもので言えば○○○○○○○○○○。
ダービーとジャパンカップを勝ち、府中2400メートルで馬券外に崩れた事がありません。実績も文句ない言わずと知れた強い馬ですよね。
数年前の新馬戦のパドックで、うわあ○○○○○○○○に体型も歩き方もそっくりだなあ。と思う馬がいました。
私はこの時点でダービーに出るな、と予感しました。
この馬こそがダービーでハナ差破れてはしまいましたが二着に来たあの○○○○○○○○○です。
もう一頭例を挙げます。
去年の3歳馬に脚質こそ違えど歩き方も身体もイスラボニータに瓜二つだなと思う馬がいました。
古馬になってからのイスラボニータを見ればわかる通り彼は生粋のマイラーでした。
なので私はこの3歳馬もイスラボニータ同様ダービーまでは無双するがダービーではベストを出せないだろうと考え、ダービーまでは買い続けイスラボニータの年よりレベルがたかそうでしたのでダービーで無印にしました。
そう、これは○○○○○○○です。
この二例を、皆様も動画や写真やレース結果など見てみてください。(出来れば動画が良いです。写真よりも動きのほうが信頼度は上がります)
「パドックなんて…」とさっきまで言っていたあなたでも「確かに…」となる筈です。
これだけ、こんな簡単な事だけでパドックを見る価値がある事がわかります。
つまり買うレースから逆算して行けば全て通用します。
有馬記念を買いたいなら有馬記念で最強だと思った馬や有馬記念だけ強かった馬の形に似た馬を探せばいいんです。
ディープインパクトなど規格外の馬以外にこれは有効です。
しかし全てのレースで逆算をしていくのは時間がかかりすぎます。
そこでこの「完成形を覚えておく」を利用した逆算以外の見抜き方を使います。
例えばエアスピネルは2歳の頃から、コディーノという早熟マイラーと呼ばれた馬にそっくりでした。だから私は成長力はないがマイルなら高いパフォーマンスを発揮する馬だと考えました。
これで「エアスピネルがいずれ出るマイルの評価のし方」と「エアスピネルにダービーは長いだろう」という指針が出来ました。結果は皆さんご存知の通りです。
こう言った感じでわかる範囲で良いので少しずつ過去のG1馬に似た馬の適性を振り分けていくのです。
最初は重賞からで良いんです。
これを続けていけば「コディーノに似てるから適性を見抜けたエアスピネル」のように「エアスピネルに似てるから適性を見抜けた新馬」も出てきます。
これがまずひとつ。
次に線でパドックを見るという事。
ハッキリ申し上げますが、素人にはオープン馬も500万の条件馬も見た目上そこまで差がありません。
絶好調の500万馬と絶不調のオープン馬が並んでいて、「パドックが良い!」と500万馬を買っても当たりませんよね?
これはすごく重要な事で、「パドックは点で見てもアテにならない」という事です。
逆に、「絶不調の1000万クラスの馬がパドックでずっと元気がないまま1番人気で二桁着順を続けていた。その後もパドックを毎度見ていたら今回は久しぶりにイキイキとしていて絶好調に見えた。しかし10番人気だ。」この場合だとどう思いますか?穴を開けると思いませんか?
周りから見ると10番人気でも、あなたから見ると「このクラスで1番人気の馬が10番人気で買える」となるのです。その馬が好調だった時はパドックでイキイキしていた、というデータもあればさらに信頼度は上がります。
同じ動物ですから元気の有無くらいはパドック見れなくてもわかります。これを増やしていけば良いんです。
それの応用で、「この馬はおとなしい時の方が走る」や「この馬はパドックでうるさい時は引っかかる」など色々なパターンを使っていけます。
簡単な例を挙げるなら○○○○○の安田記念ですかね。
朝日杯皐月賞を勝った馬なのに成績が奮いませんでした。
世間では終わった馬のように扱われ始めた頃に安田記念を8番人気で勝ちました。
世間は大穴だ、スローだから荒れた。のような事が言われ始めましたがなんてことはありません。
私から言わせれば「久しぶりに好調だった時と同じくらいパドックで元気が良かった。」これだけです。
これも嘘でないことは映像探していただければわかることです。
これが2つめ。
3つ目は簡単で、「陣営の不安要素を見抜いた場合あたまの片隅に置いておく」です。
パドックを見てればわかるのですが、一番人気の凡走パターンに多いのが「今まではなかったのに蹄にエクイロックス(お薬)が大量に塗布してある」や「今まではなかったのに脚元にバンデージが巻いてある」などです。
これらの場合脚元に不安がある場合が多いです。ただし「元からエクイロックスを塗っていた馬だった」場合や「よくバンデージを巻く厩舎」の場合も多いですからこれも線で見るようにしてください。
慣れてきたらこれらの応用で線として見て、「その馬の成長」を見抜けます。
顕著な例としてジャスタウェイです。
彼が覚醒した毎日王冠から天皇賞秋でパドックに変化がありました。
それは「今まではフラフラしていた後ろ足」が天皇賞秋で初めて「しっかりと地面を踏み込むようになった」そしてそれを「パドックで○○○○○○○○○していた」です。
これは先に挙げた3つに比べると難しいです。ですが3つの要素を忘れずにしっかりとパドックを「線で」見ていたならば分かるはずです。
このようなパターンで「今までは歩くときに前脚が弱々しかったのに今日は強い」や「今までは常に背中が動かなかったのに今日はやけに背中が動いて推進力があるように見える」などこんな感じでもいいです。
とりあえず基本的な馬券への繋げ方としては以上となりますがいかがですか?
凄く簡単な事でも、見るのと見ないのでは大きく変わると思いませんか?
穴馬とは誰でも見ることの出来る既存のデータだけでは拾う数に限りが出てきます。
皆が軽視して見ないパドックには穴馬の資格がある馬がゴロゴロといます。
これを読んで少しでもパドックに興味が湧いた方や、確かにパドックで穴を拾えそうな気がしてきた、や、もっと深い知識を知りたくなった方は是非是非RTお願いします。
評判が良ければもっともっと踏み込んだ所まで皆さんにお伝えしたいと思っています。
もしこの記事が期待はずれだった方がいましたら申し訳ありません。しかしかわばたはこれがとても大事だと信じております。ご理解頂けたら幸いです。
これを読みパドックでトモや筋肉の質を見抜くよりも、もっともっと簡単にパドックを馬券に繋げられるじゃん!!という気がしてもらえたなら、かわばたはとても嬉しいです。
皆さんのパドック力と馬券が向上し、競馬をもっと楽しんでもらえる事を願います。
プロ馬券師かわばた
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