~我が家を建替えます~【業者選定から契約までに抑えておきたいこと①】
はじめに
家は3回たてれば、理想の家が・・・と言いますが、
普通はそんな回数を経験することはないと思います。
私も、1回で終わりのつもりです。
となると、家づくりは初めてで最後となるのですが、だれもが、精一杯、後悔しないよう家族全員で家づくりをしていくことになると思います。
私は、もう家が建ち、新居に住み始めているわけですが、あの時、こうしておけば・・・ということを考える時がありますので、その内容を書いていきたいと思います。
あくまで個人的な考えですが・・。
工事契約までにやっておきたいこと
建築を依頼する会社(ハウスメーカーとしておきます)を決めたあとは、工事請負契約を取り交わして、工事着手となります。
あたりまえですが、契約をしたあとは、すべて契約に縛られることになります。
契約で網羅されている内容としては、
・工事内容(解体対象物とその撤去費、新たな建物の仕様とその工事費、外構に係る費用、水道ガスの工事費等)
・登記等など行政手続きの内容とその費用
・建物引き渡し後の保障やメンテの内容 などなど
が記載されていると思います。要は建築に係る全ての事柄が網羅されており、そのすべてを取り交わした段階で確定されます。
一方、ハウスメーカーは、心変わりしないうちに、早く契約を取り交わしたいと思っています。そのため、期限付きのプレゼントがあるだの、いまなら割引できますや、契約しないと、ここまでしか対応できませんなど、様々な攻勢をかけてきます。
当然ながら、自分たちも早く新しい家に・・・という思いもあります。
このような状況で安易に契約した場合、ちょっと悪い言い方をすれば、契約をした時点で、契約に入っていない各種手続きのフォローや追加工事等については、できるできないの判断を含め、双方の合意(場合により変更契約)が必要になります。
追加工事となる場合は、普通対応してくれますが、かかる費用については、提示される金額を飲むしかありませんし、工期等にも影響が出ると言われれば、相手を信じるしかありません。
契約後に、違うなと思って、解約をしたいと思ったとしても、
・解約する場合、それ相応の正当な理由が必要。
・正当な理由なき場合は、それまでにかかった費用を弁済する。
といったことが契約書には、記載されているため、簡単には、解約できません。
となると、工事請負契約までに、どこまで詳細に詰めれれるかが勝負だと思うのですが、かといっていつまでも契約しないと進んでいかないので、落しどころが大事だと思います。
落としどころ=内容を絞る
です。あとは、信頼関係(大手さんやそれなりの会社さん、知り合いを通した会社に頼む)で解消するしかないです。
業者を選定している段階から家づくりは始まっていくのですが、その段階で、仕様と積み上げの内容を網羅した詳細な見積りを出してもらうのは、難しいと思いますので、最初は、
・打合せ記録を作り、双方のサインをする(言った言わないをなくす)。
・間取り図にできるだけ情報を盛り込んでもらう。
等で、対処するしかないと思います。
打合せ記録は、業者からしたら、手間なのと、言質を取られるので、消極的になる可能性はあると思いますが、「知り合いに言われた」とか、「経験上ないと困る」とか言えば、断ることはないと思いますし、断るような会社はこちらから断ってしまえばいいです。
私の時は、4社ほどで業者選定をスタートしたのですが、打合せ記録を作ってくれた会社は1社でした(最終的にはその1社にお願いしています)。
その1社は、初回打合せから、自主的に打合せ記録を作ってくれて、打合せの最後に内容を双方で確認してサインし合いました。
経緯もわかりますし、後々のこちらの主張にも使えたので、契約後大分経ってからですが、ありがたかったと思いました。
少し話がずれてしまいましたが、押さえておきたい内容です。
①間取りと仕様の詳細と工事費
解体、建物、外構が抜けなく入っているか。
杭などの地盤に係る仮の費用が入っているか。安すぎないか。
サービスでつけるといった内容などが盛り込まれているか。
仕様が概ね希望通りとなっているか。
②各種手続き費用(登記、各種補助、太陽光売電などの手続き)
登記手続きの内容は、すべて入っているか(抹消、新規)
補助を申請できる箇所にぬけはないか。
申請に必要な書類作成や手続きに係る費用は入っているか。
施主側が行う内容はなにか。
③住宅の性能(住宅ローン減税や火災保険、地震保険)
住宅の性能は(長期優良住宅、ZEH、省エネ)
耐震性能は何等級となるのか、その証明はできるのか、費用は
準耐火なのか耐火なのか
④保証期間や定期点検の内容
契約する建物について、カタログや事前説明と相違がないか
それなりのメーカーに依頼すれば、真摯に対応してくれますし、変なことにはならないと思いますが、②については、担当の裁量や会社の方針的なものもあるので、ちゃんと抑えた方がよいです。
また、④については、昨今住宅の性能により、減税額が異なりますし、火災保険、地震保険の保険料に影響するので、事前にどのような性能の住宅となるのかは、確実に確認しておきたいです。
契約書には、上記全て盛り込まれると思いますので、契約までに、双方の認識を合わせ、打合せ記録等に残したうえで、契約書にも間違いなく盛り込まれているか確認したいです。
契約するまでは、私たちは、選ぶ側です。
契約後は、対等の関係に変わります。
無茶はだめですが、多少の無理は聞いてくれます。
後悔しないためにも、
自分の思い、不安な点は主張し、解消してください。
しつこいようですが、
まあいいか。。はないです。施主側は最初で最後なので・・・。
契約の前にこちらの考えに寄り添ってもらえない会社(担当)であれば、契約後はもっと大変になりますので、よく見定めてください。
以上、まとまらない文章となりましたがご容赦ください。
次回、②では、私に起こったことを踏まえて契約書の内容について記載します。