日光道中・奥州道中 その4「賑わいの道を見つめた一里塚 賑わいの町のどこかに一狸塚(蔵前~浅草)」
蔵前から浅草に向かい、日光道中をさらに進みます。
そして、ここでお目にかかりました♪
「蔵前神社」の鳥居が見えたので、一息つきがてら立ち寄ります。
あまり変な設定をつくって遊びすぎずに、きちんと道中安全を祈って街道に戻りましょう。
案内板によると、徳川綱吉の元禄時代に、京都と大阪を結ぶ「京街道」にも近い「石清水八幡宮」が勧請された神社で、江戸城の鬼門除けの役割や、江戸の名力士たちによる相撲が催されるなどの賑わいをみせたそうです。
街道に戻り、右手には「厩(うまや)橋」「駒形橋」といった、隅田川にかかる橋へと続く交差点をわたって進みます。
そして、駒形橋の名前の由来(橋がつくられるまでは「駒形の渡し」渡船があった)といわれる「駒形堂」にさしかかります。
駒形堂の交差点から、今の国道は隅田川に並行するように浅草駅方面に向かいますが、かつての日光道中は、駒形堂から雷門の前へと進む道筋だったとされています。
そして、雷門の前で右折して浅草駅へと向かいます。
街道歩きで、思いがけずに「有名観光地」に差し掛かると、「ここも街道だったのか!」と、毎回感心してしまいます。
雷門へと正面から向かう道、雷門を正面から眺めたり記念写真を撮ったり、食べ歩きをするような観光向けの印象でしたが、五街道に数えられる街道が通っていたと知ったときは驚きました。
そして、せっかく浅草にたどり着いたので、少し寄り道♪
かつては、雷門の近くの街道沿いに、日本橋から歩いて最初の一里塚があったといわれる浅草(日本橋から約3.92kmほど歩きました)。
賑やかな町に招かれるように町中に迷い込むと、思いがけずに「一狸塚」を見つけてしまいました(笑)
狸をめぐって少し寄り道したところで街道に戻り、浅草駅のある交差点へと街道をたどります。
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