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始まりの狂気②
私は学生でありながら1ヶ月に約2万円ほどのサプリメントを購入し続けることになった。
これは買いたくて買っていたわけではなく、サイコ元社長に勧めらたから買っていた。
これはもちろん同意の上なので、なにも悪いことはない。
しかし、その1ヶ月後に事件は始まった。
当時名古屋にいた彼から「お願いがある」とのことで連絡があった。
そのお願いとは、
「学生ローンでお金を借りてほしい」
との事だ。
そのお金の使い道は、ネットワークビジネスでタイトル(ネットワークビジネスに存在する位のこと)を取るためだと。
普通の思考を持っていたら「なぜお前にお金を借りてまでお金を渡さなきゃいけないんだ」となるのだが、彼は私に言った。
「タイトルを俺が取ってたらビジネスがやりやすくなるから『お前の為でもあるんだ』」と。
面白いことに、実はこれは理にかなっている話なのだ。
それに当然お金は彼が返してくれるという話なのでここまでは問題なかった。
ただ、ここで2つの重大なミスをしていた事に時間が経って気付く。
ひとつ目は
『彼は息を吸うように約束を破る』
ということ。
返済が滞り、学生ローンの会社から電話が毎月の様に掛かってるくる。
3ヶ月くらいした頃だろうか。
借りたお金の使い道を隠していたが、正直に学生ローン側へ話した。
学ロ「Tくんに貸したの!?彼も返済滞ってて電話しても出ないんだけど」
え・・・連絡普通に来ますよ。
なるほど。
これがよくテレビで観る取り立てと負債者のやりとりなのかと。
衝撃が走ったのは数ヶ月後だ。
いつしか私がお金を返済して、後から彼にお金を受け取るという流れになっていた。
私も学生だ。
当然サプリメントに2万も使用し、遊び盛りの時にお金がなくなることだってある。
ある時、学生ローンに返済が数日遅れますという連絡をした時に
学ロ「Kくん(私)も大変だね。TくんみたいにTくんのお母さんが返してくれたら良いのにね」
え・・・彼って借金お母さんに返してもらったの?
そう。
彼は未だに使用している印籠がある。
六本木生まれ、六本木育ち
ここで出てきたかぁ。
そしてふたつ目。
未だに続けているであろう、その手法・・・。
次回
始まりの狂気、終焉への道
お楽しみに