ごあいさつ
これは私とサイコパスの11年間を記す物語。
私は副代表で、サイコパスの彼が社長だった時の物語。
そんな代表を良い気になって担ぎ上げてた物語。
金、酒、女
そんな事件は当たり前。
嘘、欲望、気狂い
そんな事が散りばめられた物語。
嘘だと思う?
盛りすぎてやしてませんか?
何をおっしゃる、本当の話。
11年間も一緒にいて制御できないお前が悪いって?
その通りです。私は無能です。
でもね、
それだけ一緒にいたら信用したくなる気持ちも芽生えるってものでしょ?
背中を預かったと思ってしまうのも無理はないでしょ?
それらすべてが大間違い。
相手を見て判断しないとね。これは大きな経験と収穫。
決して私を被害者だとは思わないでください。
仕事一筋で生きてきて、4年間注ぎに注いだ会社が無くなったという意味では被害者かもしれませんが、私は今をしっかりと生きています。
被害者としてではなく、今を懸命に生きる男の、サイコパスと共に生きたトーリー。
社長さん、あの空の煙の向こうに星はなかったよ