『映画を撮りたい』〜第1回〜

 この記事では2022年5月24日までに学んだこと、勉強したことなどについてまとめています。自己紹介や記事の目的についてはこちらの記事を参照してください。

やったこと

2022年5月24日までに下記のことをやりました。

  1. 映画制作フローについての講習参加

  2. 脚本についての勉強

  3. 企画書の作成

  4. 企画書の講評(脚本家の先生から)

  5. 撮影講習参加

  6. ワークショップ参加


学んだことリスト

2022年5月24日までに下記のことを学びました。

  1. 映画制作フロー

  2. 作成した企画書の改善点

  3. 撮影時の演出の付け方・注意点

1.映画制作フロー

 映画を制作するにあたって基本的に下記のようなフローに従うことを勉強しました。

  1. デベロップメント(企画開発)
    →企画書、脚本を作成して具体化する方法を探るフェーズ。

  2. プリプロダクション(撮影準備)
    →予算、スケジュール、スタッフ、キャスト、ロケ地などの準備をするフェーズ。

  3. プロダクション(撮影)
    →キャストに演技をつけたり撮影をするフェーズ。

  4. ポストプロダクション(仕上げ)
    →撮影した素材を編集するフェーズ。

  5. ディストリビューション(配給・公開)
    →映画を公開して宣伝したりするフェーズ。

 大学生のとき撮っていた自主映画でも自然と上記のようなフローになっていたように思いますが、そのときよりもデベロップメントやディストリビューションの比重が高そうだな、と思いました。

2.作成した企画書の改善点

 まず、企画書についての説明です。企画書とは人によってフォーマットは違いますが、基本的にはタイトル、ログライン(映画の内容を2,3行で表したもの)、ストーリー、登場人物が書かれたものです。スタッフ、役者やお金を出してくれる人たちに分かりやすく簡潔にどんな映画かを伝えるのに必要になります。
 実習で撮ろうと思っている作品の企画書について脚本家の先生からアドバイスを頂いたので、アドバイスから自分が考えた改善案を公開しようと思います。企画書は下記になります。

企画書

タイトル
『コーヒーチェリー』

企画意図
役者というのは嘘を真実として演じることを良しとされているけど、それはあくまで舞台や画面の中の出来事だからだと思ったので、逆に現実の中で役者に演技させたら面白いのではと思い、この話を考えました。「役者としてのプロ意識」VS「嘘をついた罪悪感」の葛藤を通して「正しいと思っていたことが正しくないかもしれない」ということを表現できればいいなと思っています。

ログライン
役者志望の青年が知り合いの女に彼氏との別れ話を手伝うようお願いされ、新しい彼氏として振る舞い別れ話を成功させるが、女の本性に気づき彼氏だった男を傷つけてしまったことに罪悪感を覚える話

あらすじ
 静かな喫茶店に若い男女が入ってくる。マコトは緊張した面持ちだが、ミサキは涼しげな顔である。二人は席につき、このあとのことについて打ち合わせる。ミサキは今の彼氏と別れるために知り合いで役者志望であるマコトを頼り、新しい彼氏を演じてもらおうとしているのだ。自信なさげなマコトの顔を見て、ミサキは演技ができるマコトでなくてはならないことを語る。それを聞いたマコトは役者として別れ話を成功させることに覚悟を決める。
 喫茶店のドアが開きミサキの彼氏のヒロシが入ってきた。訝しげな顔でマコトを見ながら席に着いたヒロシは、簡単な挨拶をした後ミサキに何の用かと尋ねる。ミサキが話そうとするのを遮ってマコトは事前に用意していた別れ文句をヒロシに投げかける。ヒロシは悲しそうな顔をしながらそれを承諾し、店を出て行く。
 ヒロシが店を出て行くとミサキはヒロシの悪口を言いながらマコトの手を握り、デートの誘いをする。ヒロシは乱雑にミサキの手を振り払い、コーヒー代をテーブルに置いて立ち上がる。ミサキがヒロシから自分に乗り換えようとしていたことに気づいてしまったのだ。ヒロシはミサキへの憤りとヒロシへの罪悪感を持ちながら喫茶店を立ち去って行く。

キャラクター
* マコト・・・主人公。役者志望の青年。20代前半。顔が良い。プロとして役者をすることに憧れているが、まだ芽が出てない。
* ミサキ・・・主人公の知り合いの女(友達の友達くらい?)。20代前半。可愛らしい顔をしているが、実は男を取っ替え引っ替えしていて、マコトを新しい彼氏にしようとしている。
* ヒロシ・・・20代後半。ミサキの彼氏。優しすぎる男。地味だが小綺麗な印象。「ミサキちゃんが幸せになれるならそれでいいよ」と思っている。

下記のようなことを意識して企画書を改善しようと思っています。

  • 登場人物の年齢を明確にする。

  • 展開が弱いので、マコトが依頼を受けるシーンを追加する。

  • マコトへの共感を高めるために、冒頭でマコトの人間性を表すシーンを追加する。

  • ミサキの性格をもっと悪どくして、ミサキに加担してしまったことへの罪悪感を強調させる。

  • ヒロシが舞台装置になってしまっているので、もっとヒロシの人間性を描写するシーンを加える。

  • タイトルをもっと練る。

3.撮影時の演出の付け方・注意点

 先週までの講習の中で、映画制作の簡単なワークショップが実施されました。そのとき、演出の付け方について勉強になったことがあったので、まとめようと思います。

 ワークショップの中で撮影を行うとき、次のような手順で撮影を行いました。

  1. キャストに演技をつける。
    →動作の指示だけではなくキャラクターの心情も説明することで、自然な演技になりやすくなる。役者の解釈を聞いて演技をその場で試してみることもアリ。

  2. カメラのセットして画角を決める。

  3. カメラを見ながらリハーサル。

  4. 本番撮影。

 この手順に従うことで撮影をスムーズに行うことができるそうです。学生時代に撮ったときはカメラセッティングしてからリハを行っていたので、確かにそのときよりはスムーズだったような気がしてます。

次回までの宿題

下記のことが出来たらいいな、と思ってます。

  • 企画書の修正(これは必須。必ずやる。)

  • 脚本についての勉強(買った本読み切る。これも必須。)

  • 映画見る(できればどんな映画なのか説明する)

  • 自分の実習作品がどんなジャンルか把握して、似たジャンルの作品を探してみる

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