撮影ログ〜木更津市・浸透実験池跡〜
九月三連休、東京湾の海風を横切りながら木更津は畔戸にある浸透実験跡にカメラを持って出かけた。
出発時刻はすでに昼下がりを過ぎ夕方になりかけている時間帯だ。
目的地に着く頃には西陽も落ち、月明かりが夜を照らしはじめていた。
「少し着くのが遅すぎた。」そう思いながらすすきが揺れる道を抜けていく。
遠くの方で川崎の工場の煙がもくもく上がっていた。
工場の火や羽田から出発した飛行機が宵の明星と一緒になってポツポツと光っていた。
「今日はここまでにしよう」と思った。魚の目のような浸透実験池跡まで行きたかったが、流石に辺りが暗すぎた。
帰りにもう一度富士山を撮った。夕空を背にして黒くそびえる富士山は対称性の美しさを感じさせる。
夕方の景色しか見ることが出来なかったが、昼間であればもっと見晴らしが良いらしい。
またここに来たいと思う。