【GCCナビゲーターBlog】「楽しい!」を大事にしたい(あそびのわとわ/空とぶサカナ 坂井美穂[アプリユーザ名:CHIMMY])
環境問題ってなんだか文字にしてみると、四字熟語のようで固いイメージがしますよね。
ちょっととっつきにくいけど、とても大事なことはわかる。
けど…。というのが第一印象(個人的な感想です)。
深刻に難しい単語を並べて話し合うことは実は私自身がとても苦手とすることです。
そんな私自身が継続して環境活動するために、
どうしたらよいかな?
難しい弁論は避けたい。
辛い話ばかりはつらい。
楽しいことがしたい。
でも、それでいいんじゃないかと。
そう思うんです。
継続可能なアクションをするうえで「楽しい!」はとても大事なこと。
「楽しい!」は老若男女・人類共通の「行動を継続できる強化子」なのではと、
私は常日頃考えています。
「空とぶサカナ」
大人もこどもも楽しめるアートイベントを通して「なんか楽しいからやってみたら、環境アクションにつながっていた!」と思ってもらえる環境活動があってもいいんじゃないかと。そんな思いでプロジェクト「空とぶサカナ」はスタートしました。
「空とぶサカナ」は、①環境アート、②サステナブルワークショップ、③アップサイクルや海がテーマのマーケットの3つが連動したイベント空間を通して、環境問題について「楽しく」体験して知って考えてもらうための活動です。
プロジェクト名には、サカナが空を飛べるような気持ちになる未来の美しい海をこどもたちに残したい。という希望を込めています。
私はユニット「あそびのわとわ」でデザイナー、水引アート制作、ワークショップ講師をする傍ら、「空とぶサカナ」プロジェクトで環境アート制作・ワークショップ企画を行っています。
「空とぶサカナ」は環境学習や自然の調査を行う「KOKOPELLI+」代表の寺田浩之さん、企画コーディネター・イベントディレクターのsaku(あそびのわとわの相方です)、デザイナーの私と、KOKOPELLI+スタッフの皆さん、この活動に興味を持って空とぶサカナイベントに参加してくださっている皆さんと共に活動しているプロジェクトです。
「サカナの涙」
「空とぶサカナ」が手がけるアートは、
素材をメンバー自ら採取するところからはじまります。
昨年は「未来へつながるサステナブルアートプロジェクト」(商業施設ウォーターズ竹芝にて開催)展示のために…まずは東京湾へ!
竹芝干潟や三浦海岸にてクリーンアップ活動を行い海ゴミと向き合いました。
色とりどりの海洋プラスチック、網、浮き、シーグラス、外来生物の破片など多種多様な素材が集まりました。素材と向き合い、いかに美しく展示するか、試行錯誤を繰り返してアート作品「サカナの涙」を制作・展示しました。
「サカナの涙」は、外来生物のコウロエンカワヒバリガイとマイクロプラスチックをかけ合わせて作り出したチャームです。たくさんの数を作るために展示会場の関連企業の皆様や、地域の皆様にご協力いただき制作しました。メインアート「サカナの涙」とともに、実際に海に落ちていたさまざまなゴミを周りにレイアウトしました。
同イベントでは、展示しているアート作品とおなじ「サカナの涙」を作るワークショップブース、アップサイクルや海をテーマにした作家・企業の皆様の商品の販売を行うマーケット、
アートを見ての感想や海への思いを言葉に表す参加型展示「未来への約束」などを同時開催しました。
昨年の「未来へつながるサステナブルアートプロジェクト」をかわきりに、横浜西口「SDGsDAYs」や、武蔵小杉での社会実験イベント「SDGsフェア」にワークショップブースとして出展も行いました。
「楽しい!」は続いていく
今後の展望は、日本全国で「楽しい!」環境問題プロジェクトを広めていくこと。
私自身が「楽しい!」を軸にもって取り組み続けたいと思っています。
まさに、いま、私の手元には次回作のラフスケッチが。。。
ワクワクが止まりません。
近々またクリーンアップにも行く予定です。
新しいアート素材との出会いを楽しみにしているところです。
興味を持って最後まで読んでくださった方、
本当にありがとうございます。
「空とぶサカナ」Instagram @soratobu.sakanaにて活動の発信をしています。
ぜひのぞいてみてくださいね。
あそびのわとわ/空とぶサカナ
坂井美穂