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ミラノダービー勝利の秘訣は「Coraggio!(勇気)」

Ciao!

イタリアセリエAが開幕して、早くも5節が終了しました。
なんとトリノが首位に立っています❗️


ゾーンプレスで革命を起こした元イタリア代表監督のアリゴ・サッキ氏にも抜擢されてイタリア代表U19を率いていたヴァノーリ監督が素晴らしいスタートを切っています。

https://www.gazzetta.it/Calcio/Calciomercato/Torino/21-06-2024/chi-e-vanoli-nuovo-allenatore-del-torino.shtml


そして衝撃だったのは、なんとローマの象徴でもあったデ・ロッシ監督が解任されたことですね。
クラブの方針や経営状況、未来計画等、様々なファクターがあるのでコメントは控えますが、昨シーズンにモウリーニョ監督の跡を引き継いで見事にクラブを立て直していただけに、とても残念です。


さて、そんなピンチに立たされていた監督がもう1人います。
そう、今季から就任したけれど、「これが最後の指揮する試合になるか?!」と囁かれていたフォンセカ監督です。

ミラノダービーで勝利した理由は、これまた様々なファクターがあります。
戦術的な側面、試合の流れ、相手の調子etc…数え上げたらキリがありませんが、面白い記事をGazzetta dello sportで発見したので皆さんへお裾分けです😁🤝

「Coraggio(コラッジョ)❤️‍🔥」

日本語に訳せば「勇気!」
対戦相手は、昨シーズンの王者インテル!
ましてや先週、プレミアリーグ覇者、CLの優勝候補でもあるマンチェスターシティに堂々たる戦いぶりでアウェイで勝ち点1をもぎ取った完成度の高いインテル!

シーズン序盤から、調子の上がらないチームを上昇させることはなかなか難しい。
しかも代表レベルの選手が数多く存在するビッグクラブの一つであるACミランは8カ国で構成される多国籍軍(17人の外国籍※イタリアと二重パスポートで登録できている?!)であり、インターナショナルのクラブとしてはイタリアの中でも随一を誇るCL優勝回数が一番多いことでも有名です。

そんな選手たちを奮い立たせることは並大抵ではありません。

それを一つのキーワードで心を一つにさせたエピソードがありました。
それはクラブのシンボルをモデルにして「勇気」という言葉を各国の言葉で並べて、マークで統一してロッカールームに掲げたのです。

単純なようで、実は難しいチームの一体感を作り出すキーワードの創出!
しかも選手たちのマインドの細部に宿らせるためには必要不可欠なメンタルへのアプローチ!!!

これが実はミラノダービーの勝利の秘訣だったんです。

どうですか、皆さんがグローバルな集団を率いる(ペルージャ外国人大学で、私も多国籍軍を率いた経験があります)機会があれば、一つの単語を組み合わせて心を一つにする!

個人主義の発達、携帯というツールで1人部屋が用意されている現代だからこそチームのスポーツの重要性が高まっていると思います。

ダービーでなんとか名誉挽回に成功したかもしれないミラン!
ここからの巻き返しに期待しましょう。

それではまた、Ciao!


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