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アタランタは117歳!!!

Ciao!
代表ウィークも終わり、各国リーグ再開です。

日本では終盤を迎えて、順位を見定めながら、各クラブは来季に向け、準備に取り掛かる季節にもなります。

次年度の予算を想定しながら、チーム編成(監督やスタッフ)や選手獲得(補強)を、理想と現実のギャップの狭間で収支バランスを考えながら計画的に実行していかなければいけません。

クラブの歴史や伝統を築いていくためには、新陳代謝を上手く循環させていくことが必要不可欠な命題となります。

それはどの国のスポーツクラブにも当てはることで、ビジネス化が加速しているプロアスリートを保有しているなら尚更です。

イタリア🇮🇹のモデルクラブ


最近、欧州の中でも一際、大躍進をしているビジネスモデルクラブがあります。そう、前にも取り上げたことがあるヨーロッパリーグを優勝したアタランタです。

過去8年間のアタランタの貸借対照表:

2017/18: 売却 7,800 万 / 購入 6,600 万

2018/19: 売却 2,200 万 / 購入 6,000 万

2019/20: 売却 1 億 1,000 万 / 購入 6,000 万 

2020/21: 売却 7,800 万 / 購入 6,200 万

2021/22: 売却 5,200 万 / 購入 6,600 万

2022/23: 売却 1 億 3,500 万 / 購入 1 億 500 万

2023/24: 売却 1 億 5,200 万 / 購入 7,800 万

2024/25: 売却 1 億 1,500 万 / 購入 9,700 万

総売上高: 7 億 4,200 万

総購入数: 5 億 8,900 万

収支: +1 億 5,300 万ユーロ


所有するスタジアム、海外での綿密なスカウティング活動、そしてチームに加わったほぼすべての若い選手を強化する能力。
先日、ヨーロッパで最も健全なクラブの一つが 117 歳を迎えました。

と、記事を目にしました。

117歳…シンプルに凄い歴史…👏👏👏
ユーロを円換算に計算するのは変動があるので難しい(2024/10/18現在1€約¥163)ですが、毎年戦略的かつ実行し、更に利潤を最大限生み出しながら、クラブを常に新しく積み上げていく。

文章にしたり頭で考えるのは安易に出来ますが、これを実行するとなると、
想像を絶する困難極まりないタスクとなります。

シーズン開幕後の的確な補強!


実際にアタランタはシーズン開幕前に、攻撃の中心であるスカマッカ選手を長期離脱で失いましたが、直ぐにレテギ選手をジェノアから獲得し、補強の穴埋めに成功しました。

→そのジェノアのジラルディーノ監督は大変苦境に陥っている💦(もう1人の得点源であるグドムンソンをフィオレンティーナへも放出された。)

その迅速さ、的確さと来たらヨーロッパ中を見渡しても右に出るクラブは中々見当たりません。

ガスペリーニ監督の若手を育成する手腕にも脱帽です。

正に三位一体(経営陣、強化部門、現場監督)となり、今日のアタランタが躍動している理由が分かります。


日本でも「三位一体」のハーモニーを奏でるクラブは???


さて、日本にもそんなクラブが出現して欲しい、また欧州(特に🇮🇹)へプレイヤーを輩出していきたいと切に願いますが、どうすれば良い環境や循環が生み出せると思いますか⁇
その秘訣が見出せない限り、答えは「当たらんか(アタランカ)⁇」笑

それではまた、Ciao!

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