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家族の生活

1月9日。流石の私も疲れた。少し寝せてほしいと、朝ごはんと洗濯をして横になる。すると母が頭元でお金の話と父の話をする。なぜ父は貯金がないのか、親戚から亡くなった父の兄のお金があるんじゃないか(父の兄は生保のため何もない)と問い合わせが来たが、どうするのかと。父の貯金はもう父しか知らないが、退職金も全て使ってしまっている事実しかわからなかった。父の兄のお金に関しては、同じく事実はわからないが、生保の叔父にお金があったとは思えない。それより何より、母の生活である。私の弟と住んでるとはいえ、家の光熱費、税金など必要なものはある。当面は本当に困ったら私が援助することにした。父の入院費は事故のため、今のところ実質、オムツ代や通う家族の交通費だけである。施設に後々入れば。。。など悩みは尽きない。

しかし、まずは目の前の呼吸器に繋がれた父である。どうなるかわからない。施設だなんだも今後次第。目は覚ましたものの、呼吸が安定せず。お金の話が一通り終われば、母は仏壇屋に行きたがる。私の兄の仏壇が黒くて暗くて嫌だというのだ。誰も仏壇の色など気にしない。万が一父が入るとしても死んでいるのだから狭くて文句は言わないと思う。とりあえず仏壇屋へ。大きさもさることながら安いやつにしようと母。何を大事にしているのやら。死への受け入れ準備なのか、逃避か、流石の私も困惑した。

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