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予定日まであと少し

予定日まで2週間を切った。

いつ産まれても大丈夫、と言われる正産期までは、

とにかくお腹の中にいて無事に育ってくれ、

と毎日祈っていたけれど、

正産期に入ってからはいつ産まれるんだろう、

と気持ちがガラリと変わった。


楽しみと不安と


赤ちゃんに会える楽しみと、

初めての出産・育児への不安と、

元気に生まれてきてほしい、という祈りと。

いろいろな気持ちが入り混ざった日々を過ごしている。

早く元気に出てきてほしい、

と思うこともあるし、

もう少しお腹で一緒にいる時間を楽しみたい、

と思うこともある。


命を育む幸せ


お腹に他人がいる、って不思議。

妊娠初期、1mm未満の胎嚢という袋から

3000~4000gにまで育つ。

少しずつ手足ができ、

顔つきが分かるようになり、

人になっていく様は、ただただ神秘だった。

自分の体内で命が育まれる、

それは圧倒的に幸せな時間だ。


守らねばというプレッシャー


それと同時に、

元気で育っているか、常に緊張がつきまとう。

安定期に入るまでは、

検診までの期間を祈るような思いで過ごした。

安定期以降も、結局は同じだった。

産まれてくることは当たり前だ、と、

以前は思っていたけれど、

妊娠してから、

妊娠・出産にこんなにトラブルが起きうるのか、と思い知った。

何かあったら、気づけるのは私しかいない。

命を守る。

そのプレッシャーたるや、なかなかなものだ。

胎動があるか、

異常なことは起きていないか、常にお腹に気を向けている。

そんな日々ももう少し。

いつ産気づくのだろうと、

毎日うっすらドキドキしている。
















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