ペンは剣よりも強し。だけど…

いよいよ東京オリンピック開催まであと3日になりましたが、本当に呪われてるんじゃないかってぐらいトラブル続きですね。

私は特に思い入れはなかったんだけど、ここ数日世間を賑わせている小山田圭吾氏の問題についてはいろいろと思うところがあったので、今回ちょっと触れてみたいと思います。

社会的弱者に対するいじめの悲しさ

私はそもそも渋谷系音楽をよく知らないし、音楽の知識も乏しいから、小山田氏が持つ音楽的な才能はわからない。

でも、ネット記事は割と読むほうなので、彼が過去いじめ…と言うより虐待行為を自慢げに音楽誌で語っていたことは知っていた。

病児育児経験者としては本当に腹が立ったし、悲しかったし、やるせなかった。オリンピックの楽曲制作を担当すると知った時、もうオリンピック見ないとさえ思った。

しかし、まさかここまでの炎上騒ぎになるとはびっくりである。ネット民って多いんだなー。国内どころか世界中から叩かれ、まさに因果応報、自業自得。

そもそもいじめに排泄物を使う気持ちがよくわからない。(わかりたくもないんだけど)

トイレからか道端からか知らないけど、あんな汚いものわざわざ集めてむなしい気持ちにならないんだろうか。うっかり手についたらイヤだとか考えないのかね。

時の流れはすべてを変えてしまう

少し話がそれただけど、私の個人的感情はさておき、時代の流れは本当に恐ろしい。ニュースを見て、それを強く感じましたね。

そりゃ小山田氏はやり過ぎだけど、擁護している一部のコメンテーターが言うように、昔は「不良=かっこいい」みたいな風潮が確かにあったと思う。

ましてやミュージシャン。「NANA」の世界観みたいに

タバコ・ドラッグかっこいー

女遊び激しいのかっこいー

いい子ちゃんはダサいが常識だった気がする。

それがわずか20年でこんなにも世の中の空気が変わってしまうなんてねえ…。口には出さねど「話が違う」と思ってるミュージシャン、いっぱいいる気がします笑。

他人事ではなく、私自身も「世代だから」で済ませるんじゃなくて、ちゃんと世の中の空気を読んで都度順応していかないと、いつかとんでもないトラブルを起こす気がしました。

五感で楽しめないのは誰のせい?


音楽とネットということでもう少し話を広げると、最近どんなものも自分の五感だけを信じて楽しめなくなっていることに危機感を覚える。

例えば「この曲いいなー」と思って、ネットで調べたりすることありますよね。でもネットの声は楽曲に対する意見よりも

「あのアーティストは不倫してて…」とか「この曲はあの曲のパクリ」とかそんなのばっかなのね。

そういう邪念が入ってしまうと、純粋な気持ちで楽しめないよね…。いや、もちろん自分が良いと思ったものを信じようとはしてるんだけど。

ネットも見なきゃいいじゃんって話なんだけど、すごい良い意見もあったりするしなー。ネットは便利だけど、その一方で自分の五感はどんどん鈍くなっていきそうでちょっと心配。そんなことを最近は考えていました。

どんな人だって、ものだって良いところもあれば悪いところもある。それとうまく付き合えなければ、傷つく側にも、傷つける側にも回ってしまうこと、36年も生きていればわかっているつもりだったんだけどなあ…。

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