花束が枯れても
先日久しぶりに名古屋で仕事の打合せをしました。
やっぱり実際に顔を合わせると、ちょっとした話もできて有意義だな~と思いました。
もう慣れっこなのですが、この業界は本当に若い。マジで40歳定年制を採用してるんじゃないかってレベルで40以上の人は、大体管理者・経営者側に回っています。
私より年下の人たちもどんどん起業していて、
(いわゆるスタートアップ)
夢を持ち、キラキラ頑張っている姿を見るとうれしいような、ちょっとまぶしいような、何とも言えない気持ちになるのです。
「花束みたいな恋をした」
その後、次の予定まで時間があったので、『花束みたいな恋をした』を観ました。
甘々な感じのラブストーリーですが、坂元裕二さんが脚本を書いているし、菅田くんが結構好きなので、たまにはいいかなと思ったのです。
観てよかったです、最後は泣きました。ストーリーは「あるある」って感じです。要は「木綿のハンカチーフ」ですよ笑。
社会に出て変わっていく男とその変化を受け入れられない女のすれ違いを描いています。
私は「木綿のハンカチーフ」でも女性側にモヤっとするタイプなので、菅田君の気持ちは痛いくらいわかりました。
学生の頃はお互いがファンだった小説家の本に興味を失い、自己啓発本を手に取るところとかね。そうなっちゃうんだよね…。
私は、最近した年下の女の子との会話を思い出しました。
「英語が話せるようになりたい」
「いろんな国で働いてみたい」
「日本は女性進出が遅れてるから変えてみたい」
…そんなこと、私だって若い頃思っていたよ…。
でも、どうしてだろう。人生はただ歩くだけでも難しくて、厳しくて、
思い通りにならない現実に突き当たるたび、
鎖に繋がれたような感覚になる。
なんとかほどこうともがけばもがくほど鎖は絡み合って、やがて抵抗することにも疲れて、結局諦めてしまう。
それを大人になったと呼ぶのかどうかはわからないけど…。
そんな感じで過去と今の自分を重ねながら観ていたので、ちょっとしたタイムスリップ気分に浸れました。
映画はミッドランドスクエアシネマで見ました。独身時代はデートでよく来ていたので、そこでも懐かしい気持ちになれました。
たまには若い人とも触れあって、昔のことも思い出して、気分をリフレッシュできたらいいな。
なんか暗い感じになっちゃったけど、すんごいいい感じに新しい仕事が決まって、また今前を向けそうです。
まだまだ若い人には負けないぞ。