田舎者の低身長GKが、 関西1部リーグの大学に入ったお話①
どうも。中村です。
noteを始めてからずっと高校のことについて書いてきたので
今日は自分が大学サッカーで経験したことをまとめていこうと思います。
これから大学サッカーをする人や、大学サッカーを経験してない人にも
高校サッカーとはまた違った世界があるんだ
っていうことが伝われば幸いですし、
何より自分のように勉強もできない、サッカーもへたくそみたいなやつでも
サッカー本気でやれば楽しくなるぞ!
ってのが伝わってほしいなと思っています。
自分のチカラが全く通用しない環境でサッカーをやりたい!
以前のnoteにもあったように
自分は高校時代、自分の甘えによって成長できなかった経験がありました。
それもあって、自分は大学サッカーをするにあたって
自分が進学できる中で、最もサッカーのレベルが高い大学へ行きたいと思いました。
ただ、多くの強豪大学は推薦の枠は少なく、実績や実力、
GKに限っては、それに加えて身長も判断材料になります。
そのため、自分のような実績もなく低身長なGKがサッカーで進学できる大学は多くありませんでした。
当時のコーチには、
「練習参加できる大学はすべて練習参加させてください」
と、伝え、いくつかの大学の練習に参加しました。
実際、関東1部や関西1部の練習に参加させてもらうと、
まるで違うスポーツをやっているかと思うほど差がありました。
正直、びびりまくっていましたが、どこかですごく楽しみな自分もいました。
毎日このレベルでサッカーしてれば、ここで上を目指せれば
絶対に上手くなるだろ。
と思い、大阪学院大学への入学を決めます。
入学が決まったのは8月くらいだったので、不安も少なかったですが、
入学が近づき、入学するメンバーを知ると
自分はしっかりびびりました。飯も食えないぐらいに(笑)
ついていくのに必死で、一切余裕が無かった1年目
入部すると、同期は72人。GKは全員で18人の強豪チーム出身揃いでした。
当然、友達や先輩はおらず、それどころか自分の出身校を知っている人すら2人くらいでした…。
部員の人数も見ての通りえげつない…。
その中で、1回生の頃は「スタメンに入る!」とか
「チームが強くなるために」とか、考える余裕なんてなく
びくびくしながらも、ただひたすらにサッカーをしていました。
そんな自分がたてた1年目の目標は
「辞めずに頑張る」
これが精一杯の目標でした…(笑)
そのような状態で過ごした大学1年目のシーズンは
今までのサッカー人生でおそらく一番辛い時間が多かった一年間でした。
練習は当然下のカテゴリーに入れられ、
練習試合にも出れない。
出れたとしても、高校生相手が多く、その数少ないゲームすら勝てない。
自信など1週間で消えてなくなり、
不安と悔しさと切なさと戦いながら、グラウンドに立ち続けました。
それでも毎日練習後にはグラウンドの脇で練習しまくりました。
オフの日は、寮生の同期とジムへ行ったり、
グラウンドでボールを蹴りました。
遊びに行くことが少なすぎて、寮母さんに心配されるほどでした。。。
それが良いか悪いか分かりませんが、
死ぬほど練習していなかったら、おそらく辞めていたか
遊びに走っていたかなと思います。
また、トップチームにいるような選手と一緒にボールを蹴ったり
飯にいけるようになったのも、
ずっと練習していたのを見ていたからだと思います。
なので俺にとってはかけがえのない1年間でした。
ガチガチの初公式戦デビューで学んだこと
2回生になり、初めてiリーグというBチーム以下のリーグ戦の
ベンチに入ることができました。
といっても、GKはほぼ交代しないので、試合に出れるようになったわけではありません。
そんな中迎えた6月の試合で、4-0で勝っている場面
ラスト15分で交代するといわれ、ガチガチの中村がピッチへ入りました。
しかも、そのタイミングでフィールドの選手数人が
足を攣っているような状態になり、かなり攻め込まれるという事態に…。
ただ、幸い失点することなく試合を終えることができました。
緊張してたのもあり、細かい記憶はないのですが
終わってから見てくれていた同期のGKに
「気持ちやぞ」しか言うてなかったで?
って言われたのは覚えています。
そのくらい必死で、やれることをやってやろうと思ったわけですね…。
努力すれば必ず報われるとは思いませんし、
報われている人の中でも努力してない人もいると思います。
ただ、思ったのはがんばってればこうやっていつか良いことが起こるんだ
ということです。
苦しいときもつらいときも、練習だけは継続して全力で取り組めて
人に何を言われようが、やれることをやってきて
それでも結果がでなくて
それでも止めずにやり続けてれば
たまにこうやって神様がご褒美をくれるんだ、と。
だから、もっと頑張ろう。
そういう考えを持つことができたのもこのデビュー戦がきっかけとなりました。
そういう意味では、俺は運が良い男だと思います。
そこからもiリーグのチーム(4つあるうちの4番目)に帯同し、
シーズンを終えることになります。
「ホぺイロ」という名の雑用係から学んだ貴重な経験
また、大学2年ではTOPチームの公式戦の時に
選手のサポートをする「ホペイロ」と呼ばれていた仕事がまわってきます。
内容とすれば、
試合前の用具の準備や、アップのマーカー設置、GKアップのサポートなど
雑用的な内容が多かったです。
ただ、当時の自分は
「TOPチームの雰囲気が知りたい。めちゃめちゃ良い機会きた…。」
としか思わなかったので、
やるかどうか聞かれたときにすぐに「やります!」と返事しました。
今思うと、その仕事に任命されたのも運がよかったなと思います。
この仕事をやったことで学んだことや知ったことは
・試合前の流れや雰囲気
・試合前後のスタッフやマネージャーの仕事
・ピッチレベルでみる関西1部リーグのサッカー
・ピッチからみる応援席の風景や応援の声
の4つがあります。
これは、メンバーに入ったことのない当時の自分にとって
本当に貴重な経験になりました。
またそれだけでなく、サッカー選手として、
その周りでサポートしてくださっている人たちの仕事や
人数を知り、改めて感謝ができるようになりました。
この経験から、TOPチームの選手としてどうあるべきか
またそれ以外のチームメイトがどうあるべきか
ということを考えるようになりました。
それが、3回、4回になったときに自分を助けてくれました。
そんな3回、4回での話はもっともっと濃いものになりますので
また次にしようと思います。(笑)
話をまとめるのが苦手ですみません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またこの続きも読んでいただくとありがたいです。