2人の自分がタッグを組む大切さに気づかされた事件
2021年1月、わたしは初めて恋人に誕生日をお祝いしてもらうのをものすご〜〜〜〜〜く楽しみにしていた。
ロマンティストな人だから、ついにわたしの理想的なお誕生日が叶うんじゃない!?と超絶ワクワクしていた。
そうしたら誕生日の2日前の朝、
「ユカさんの誕生日、今日だっけ?」
とラインが来た。笑
今だから笑えるけれど、その時のわたしは血が止まって真っ青になった。思考も一旦停止した。震える手で「嘘でしょ?」「今わたしは猛烈にショックを受けています」と返信した。(書いてて最高にバカみたいだけど、3年前のわたしは真剣)
その瞬間から気分は奈落の底、どんよりとした最悪の1日を過ごした。
彼からは夜遅くになって「そうか」とひとことだけ返信が来て、それにも更にショックを受けた。そんな冷たい返事をする人ではないから、「えっ!?それだけ!?」と驚き、悲しいのに加えて、「あれ…?もしかして怒らせちゃったのかも…!」と焦ってしまった。
そして次の日の朝、「もう44歳なのに、誕生日を楽しみにするなんてね!」とラインを送った。
それに返信はなく、誕生日当日だったか次の日だったか「お祝いしなきゃね」とラインをくれたけれど全く嬉しくなかった。
そして嫌がらせのようなタイミングで緊急事態宣言が発令され、なかなか会えなくなってしまった。
超絶楽しみだった誕生日は最悪な誕生日になった。(もう、振り返ると本当にバカみたいなのだけど!笑)
しかしわたしはチアリーダー!基本はポジティブ人間なので、「落ち込んでいてはいかん!ポジティブに戻らなければ!」と、ダンスのレッスンに行ったり、映画を観たり、友達とお茶をしたり、美味しいものを食べたりした。
ところが、普段ならこれらで必ず元気に戻れるのに、元気になるどころかむしろなぜか悪化。わたしはどんどん落ち込んで行った。
そんなことは今までなかったので、「なんで元気に戻れないんだろう、どうしよう!」と焦った。
その時、ご近所の仲良しお姉さま(後にカードリーディングのお師匠になる)Bettyさんから遊びに来ないかとお誘いをもらった。
とにかく元気に戻りたかったので、話を聞いてもらおうと会いに行った。
この時わたしはまだカードリーディングをはじめていないのだけれど、何度かBettyさんにリーディングをしてもらっていて、いつもドンピシャのカードが出る不思議さを楽しんでいた。
この日も、見るからにどんよりと暗いオーラを撒き散らす公害のようなわたしを見て「ユカちゃん、カード引く?」と言ってくれたのだけれど、「今日はやめておきます、絶対変なカード出るもん。」とお断りした。
でも「まあまあ、軽い気持ちで引いてみなさいよ!」と笑って言ってくれたので、じゃあ‥と渋々引いた、そのカードを見てわたしは震えた。
氷に閉ざされて泣いている女性。
え、今のわたしじゃん…!なんでこんなドンピシャなのが出てくるんだ‥!と衝撃を受けていると、
「このカードはね、氷は涙でしか溶かせないのだから、しっかり泣きなさいって意味なのよ。」
とBettyさんが教えてくれた。
その夜、湯船に入りながらカードのことを考えた。
どうしてカードってこんなにピッタリすぎるのが出てくるのだろう。氷は涙でしか溶かせない。しっかりと泣く…。
そこでわたしはハッとした!
わたしがダンスレッスンに行っても映画を観ても友達とお茶しても美味しいものを食べても何をしても元気になれない理由がわかった!
慌ててお風呂から上がり、ノートとペンを手に取った。
この時わたしは『ずっとやりたかったことを、やりなさい』という本に書かれていた、毎朝3ページ、心に浮かんでくることをノートになんでもいいから書く「モーニング・ページ」というのをやっていた。
ちなみに断捨離の時と同じく、最初は「わー!出ました『書く』!こういうのってすぐ書け書けって言うよね〜。」とバカにしながらも、人生を変えたくてとにかくはじめていた。(断捨離を始めた時も「モノを捨てるだけで人生変わるわけないじゃん。」とバカにしていたわたし)
元旦から始めたので、2週間くらいつらつらと綴っていたそのノートに、
ごめんね!!
と書いた。
わたしたちはすごく悲しかったのに、恋人を怒らせたんじゃないかって、わたしがそっちを優先して、心にもない「もう44歳なのに、誕生日を楽しみにするなんてね!」って言っちゃったことで、自分自身にナイフを刺してさらに傷をつけたんだね。
どんなに外側の自分が踊ったり楽しいことをしていようと、内側のわたしには自分から刺されたナイフが刺さったまま血をダラダラ流しているんだから、元気になれるわけがなかったよね。
本当はすごーーーーーーく楽しみにしていたのに、44歳だろうと、初めてお祝いしてもらえる誕生日が楽しみだったのに、心にもないことを言っちゃって本当にごめんなさい。
楽しみだった誕生日が最悪の誕生日になって、わたしたちは今もすごく悲しいけど、でもずっと悲しんではいられないから、共に頑張ろう!
と、泣きながらバーーーーッと勢いで書いた。
こんな風に、自分に対して話しかけるように書いたのははじめてだった。
そうしたら!
嘘みたいに治った。本当に嘘みたいにケロッと元気なわたしに戻れてしまった。
それで心からわかった。
自分というのは、外側で喋ったり動いたり実際に行動をする自分と、内側で感じる魂のような自分がいて、2人の自分が同じ方向を向いていないとおかしなことになるんだ!
2人の自分がタッグを組んでいないといけないんだ!!!!!!
これはものすごく大きな発見だった。
わたしは、外側では元気になろうとしていても、内側は自分に対して不信感を持ち、心を閉ざし、「元気になんてなってやるもんか」と思っていたのだと思う。そりゃあ元気になる訳がない。反対を向いているのだから。
でも、ノートを通して謝ったから、内側も「OK!じゃ、元気になろう!」と同じ方向を向いてくれたのだと思う。
そこから、自分は2人いるという感覚で過ごすようになった。
何かに誘われて行きたいのか行きたくないのか、今お腹は空いているのか、空いているなら何が食べたいのか、などなど、自然と自分同士で相談するようになった。
よく言われていることだけれど、これが自分がスッキリとしていく一番の方法だと思う。
そしてノートはそのための最高のツールになる。
わたしはこの直後、家のそばに1人の部屋を借りて通いお母さん生活をする、という大冒険を始めるのだけれど、その引越し当日の朝、急に経済面の不安が襲ってきた。
わたしったらなんて無謀な冒険をはじめてしまったのだろう、貯金もないのにやっていけるんだろうか、もう後には引けないのに…!と突然怖くなった。
でも、いけないいけない!こういう時は自分に相談だわ!と、内側の自分にお尋ねしてみた。
そうしたら、外側のわたしがこんなに恐怖におののいているのに、内側のわたしは1人の部屋へのお引越しが猛烈に嬉しいらしく、パーティをしていた!笑
全然わたしと会話をする気もないくらい、音楽をガンガンにかけて楽しそうに踊り狂っているイメージが湧いた。
なんだかそれがすごくおかしくて、あ、内側は全然心配してないんだ。それなら大丈夫だ!と安心して不安がスッと消えた。
そして実際に、引っ越しをしてから自分もカードリーディングを始めたり、それが仕事になったり、どんどん本当の自分になって人生が楽しくなっている。
あの時のパーティのイメージは正しかった。
内側の自分が本当の自分だから、信じた方がいい。
ちなみに誕生日その後だけれど笑、去年も今年もちゃんと当日におめでとうを言ってくれて、わたしはスペシャルなときめきをもらえて幸せな誕生日になっている。
誕生日間違われた事件はショックだったけど、おかげでこの大発見があった。
なので、『2人の自分がタッグを組む大切さに気づくこと』がこの年の誕生日プレゼントだったんだな、と思っている。
師匠のOSHOの涙のカードにも、気づかせてくれてありがとうと思う。
カードリーディングにいらしてくれる方には、この誕生日事件からの2人の自分がタッグを組む大切さの話をして、ノートを書くことを超おすすめしている。
実際ノートを書くようになった方の変化はすごいのだ!
このノートのことはまた詳しく書こうと思う。本当にすごいからやってみてほしい✨
……………………
おまけ
🎈この次の年の誕生日の話
こちらの記事がお役に立てたら幸いです!