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夏は別に好きじゃないけど。

夏の終わりを感じる瞬間が、増えてきましたね~。
まだまだ暑いけど。
いつくらいまで暑かったかなって、毎年思ってて毎年覚えてない。


気が付けば、蝉の声が聞こえなくなったり、種類が変わったり、日が短くなってたり、夜はちょっとだけ過ごしやすかったり。

夏は好きじゃないけど、夏の終わりはなんかいい。
この季節に歌いたくなるうたもいっぱいある。

夏はいらないけど、夏の終わりは感じたい、欲張りなもんです。


日本の美学として、終わりとか、儚さとか、移りゆくもの、などがありますが、やっぱりとても魅力を感じます。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。

『平家物語』第一巻「祇園精舎」より

【現代語訳】
祇園精舎の鐘の音は、「諸行無常」、つまりこの世のすべては絶えず変化していくものだという響きが含まれている。沙羅双樹の花の色は、どんなに勢い盛んな者も必ず衰えるという道理を示している。世に栄えて得意になっている者がいても、その栄華は長く続くものではなく、まるで覚めやすい春の夜の夢のようだ。勢いが盛んな者も結局は滅亡してしまうような、風の前の塵と同じである。

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当時、授業でこれを目にした時は、何も興味が湧かなかったけど、
今なら思える素敵やんって。
かっこいいから覚えよ。
他にもちょっと色々見たくなるなぁと。
いや、なった。


ここ2,3年、年齢を重ねることに少しだけ焦りがあったけど、勇気をもらいました。

全ての物は絶えず移ろいゆく、良い時間の重ね方をしていきたいな。



まだまだ暑いですけど、少し周りを見て、夏の終わり探しをしてみてください。
なんか自分が普段からしてるみたいですね、一緒にしましょう。

一緒に諸行無常の響き感じましょう。

ではまた











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