たぶん実用的な韓国語④〈아요/어요〉を覚えるだけでけっこう会話ができる??
韓国語は日本語と同様に言い回しがたくさんあって、
特に会話の相手方によって言葉が調節される(いわゆる言葉使い)関連が
けっこう複雑・・・と思う学習者さんはけっこういらっしゃると思われます・・・
ところで、この複雑を解決するのに
아요/어요
これらを知るだけで実はけっこうすっきり、なのです。これらは
発音イントネーション(以下〈抑揚〉と書きます)で意味が調節されうる会話形です。
아요/어요は丁寧を表し、用言に使われて丁寧語を作るので
年齢に関係なく相手方に使い易いです(自分より年上者は勿論、自分より年少の方でも初対面者や、お店の店員さんなど社会関係にある方には使われます。ただ、韓国語で〈コマ〉〈オリニ〉と言われる幼い子供さんには使われないです)。
これらは、発音語尾(すなわち요)の
抑揚やや上げると⤴ 問いまたは疑問(〈?〉で表せる)
抑揚やや下げると⤵ 応対やお返事(〈.〉で表せる)
抑揚のばすと→ 感嘆(喜怒哀楽等、〈!〉で表せる)
抑揚少し伸ばしつつやや上げると 誘導
の意味にできます。詳しく見てみますと、
①아요
母音 ㅏまたはㅗをもつ用言に使われます。
가다(行く) 가아요→ 가요
A:같이 가요?(末尾やや上げる、一緒に行きますか?)
B:네,가요.(末尾やや下げる、ええ、行きます)
보다(見る) 보아요→ 봐요
C:매일 티비 봐요?(末尾やや上げる、毎日テレビ見ますか?)
D:안 봐요.(末尾やや下げる、見ないですね)
비싸다(価格が高い) 비싸아요→ 비싸요
너무 비싸요ー!(末尾のばす、すごく高いですね!)
②어요
母音ㅏ、ㅗ以外の母音に使われます。
먹다(摂取する・食べる) 먹어요
A:뭐 먹어요?(末尾やや上げる、何食べます?)
B:피자 먹어요.(末尾やや下げる、ピザ食べます)
ここで、피자 먹어요の먹어요の末尾を〈少し伸ばしながらやや上げる〉と〈誘導〉の意味にできます。訳では→ピザ食べましょうよ、とできる計算です。この抑揚は韓国ドラマでよく聞けます!
맛있다(おいしい) 맛있어요
C:맛있어요?(末尾やや上げる、おいしいですか?)
D:네, 맛있어요.(末尾やや下げる、おいいしいですよ)
ここで末尾を伸ばすと訳→おいしいですね!と感嘆の意にできます。
울다(鳴く、泣く) 울어요
아버지,멍멍이가 슬프게 울어요.(末尾伸ばす、お父さん、ワンちゃんが哀しく鳴いてます)
動詞하다(する・Do・Play)や形容詞形成の하다(ーだ、ーである)は
→해요となりやはり抑揚で意味調節可能です。
さて、同じ丁寧語形成の接尾でㅂ니다/습니다がありますが
これは丁寧語第1位語をつくり、
아요/어요は丁寧語第2位語をつくります・・・結局丁寧なので、
後者は広く使うことができます。
現代韓国語では요という言葉が
丁寧第2位を表す、という計算になります。
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