大きな急性期病院の採用試験「筆記試験」の傾向を教えてください
はい!こんちわKATZです!
今日のテーマは「大きな急性期病院の採用試験「筆記試験」の傾向を教えてください」
YouTubeチャンネルの方にコメントが寄せられました。
質問失礼致します。 とある大きい急性期病院の採用試験を受ける理学療法学生です。その病院での試験内容に「筆記試験」とだけ記載があるのですが 内容はSPI形式でしょうか?それとも 理学療法士の専門問題でしょうか?可能性が高い方を教えていただけると幸いです それと理学療法士の専門問題が出題された場合、狙われやすい分野などがあれば教えて頂きたいです
これについて解説をしていきます。
目次
結論 SPIではないかと思われるが
整理整頓:SPI問題と専門問題
大きな急性期病院の母体を知る
狙われやすい専門問題
まとめ
結論 SPIではないかと思われるが・・・
筆記試験の内容は、SPI形式である可能性が高いと考えられます。ただし、病院によっては理学療法士の専門問題が出題される場合もあるため、両方に備える必要があります。
整理整頓:SPI問題と専門問題
SPI形式の可能性
多くの病院がSPIを採用する理由は、応募者の基礎学力や適性を測る目的があるからです。特に大規模病院では、SPI形式の筆記試験が一般的です。
SPIでは主に以下のスキルが問われます:
言語能力(文章理解、語彙力など)
非言語能力(数的推理、図表理解など)
性格検査(職場適性や価値観)
専門問題の可能性
一部の病院では、理学療法士としての基礎知識や応用力を確認するために専門問題が出題されることがあります。
特に急性期病院では、即戦力を求められる場面も多いため、専門問題を課す場合も少なくありません。
大きな急性期病院の母体を知る
病院の母体を知ることで、筆記試験の傾向を予測する手がかりになります。それぞれの母体が採用試験に求める内容や重視するポイントには違いがあります。
公立系病院
地方自治体が運営している病院。
SPI形式が採用される可能性が高い。適性や一般的な基礎能力を重視する傾向があります。
専門問題の場合は、公的な医療ガイドラインや基本的な知識が問われやすい。
公的医療機関(国立病院機構など)
国や公的団体が母体となる医療機関。
SPI形式+専門問題の併用が多い。
急性期リハビリに関する知識や安全管理能力が試される場合があります。
企業立病院
大企業が母体となっている病院(製薬会社や鉄道会社系など)。
SPI形式がメインで採用されることが多い。
理学療法士としての専門問題が出される場合も、企業文化やその病院特有のケーススタディが加味されることがある。
民間病院
個人や医療法人が運営する病院。
採用方針は病院ごとに大きく異なりますが、専門問題が重視される場合が多い。
特に急性期リハビリテーションにおける実践的な知識や技術の理解が試されることがあります。
狙われやすい専門問題
専門問題では、基礎知識に加え、「リハビリテーションや患者、あるいは社会が良くなるためにどうすればいいのか」という視点が求められることが増えています。以下の分野は特に注意して準備しましょう。
1. 評価学
基礎的な評価方法(ROM測定、MMT、歩行分析)を押さえたうえで、「患者の現状をどう改善に導くか」を問われる場合があります。
例:ADLを向上させるための具体的な介入方法の提案。
2. 運動学
筋肉や関節の機能理解に加え、「動作を最適化するための提案」や「生活の質(QOL)向上につなげるアイデア」が重視されることがあります。
例:患者が家庭復帰後に転倒リスクを減らす介入方法。
3. 疾患別リハビリテーション
急性期疾患(脳卒中、心疾患、骨折など)のリハビリ方法だけでなく、「患者が社会復帰するために何が必要か」という視点。
例:早期リハの効果を社会的コスト削減につなげる施策。
4. 解剖学・生理学
筋肉や神経の解剖学的知識を基に、「リハビリでこれをどう応用するか」を問われる可能性があります。
例:呼吸リハビリを通じた全身機能改善の提案。
5. 安全管理と倫理観
バイタルサインの管理だけでなく、「倫理的配慮を持って患者に接する方法」や「社会的責任としてリハビリを行う姿勢」が求められることもあります。
例:多職種連携を活かした患者ケアの具体例。
と、AIの力も借りてまとめておきましたが、基本的なPTの知識を押さえておけばと思います。
まとめ
「筆記試験」と一言でいっても、試験内容は病院の母体や採用方針によって異なります。以下のポイントを押さえて準備を進めましょう:
病院の母体を調べる
公立系や企業立であればSPI形式が濃厚。
民間病院や急性期重視の病院であれば専門問題の可能性が高い。
SPIと専門問題の両方を準備する
SPI対策の問題集を使い、言語・非言語能力を磨く。
専門問題は国家試験対策をベースに、急性期リハビリに関連する分野を重点的に復習する。
急性期病院特有の知識を強化する
特に安全管理や急性期疾患の対応については、具体的な症例や現場の視点を持ちながら準備する。
事前に病院に問い合わせることも有効です。試験内容が曖昧な場合でも、どのような人材を求めているかを理解することが、キーポイントになるかと思います。