子供の運動の目的は「対応力」
参考文献の紹介
この記事で紹介する内容は、『子どもの運動力は4スタンス理論で引き出せる』という書籍を読んで学んだことです。この本では、子どもの運動に対するアプローチやコーチングの視点について、深く考えさせられる内容が盛り込まれています。
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コーチングをしていると、「運動が得意な子」と「苦手な子」の違いがはっきりと見えてきます。
できる子はコンスタントに動ける。一方で苦手な子は、ずっと苦手に見えてしまう…。
しかし、ここで焦ってはいけないものでして「コツさえつかめば、できない運動もできるようになる」
これは僕自身が子供たちを指導してきた中で、何度も目にしてきた真実です。
子供の運動の目的は「対応力」
この書籍から学んだことのひとつが、運動の目的は『対応力』を身につけることだということです。
ミスをしても、すぐに切り替えられる力
状況に応じて、自分なりの解決策を見つけ出す力
できないことに向き合い、乗り越えようとする粘り強さ
この対応力は、スポーツの中だけでなく、子供たちの将来の生き方にも直結します。
僕自身、子供たちの成長を見守りながら、運動を通じて「考える力」や「切り替える力」を伸ばしていけることを強く感じています。
コーチングで大切なのは「待つこと」
書籍の中で強調されていたのは、
コーチとして、焦りや不安から子供を急かしてしまったことはないだろうか?
過去の自分に言いたい――「待つこともコーチの仕事だ」と。
子供は、成長のタイミングがそれぞれ違う。
「コツをつかむ」瞬間が来るまで、温かく見守り、信じること。
その姿勢が、子供たちの自信と成長に繋がるのです。
過去の自分に伝えたい
運動が苦手な子が目の前にいた時、君はどうしたか?
イライラして、ついできる子と比較してしまわなかったか?
でも忘れてはいけない。
子供にとっての「できた」は一生の財産になる。
コーチとしての役目は、上手にすることだけじゃない。
子供が「頑張る姿」を見守ることこそ、未来への投資だ。
できるまでの過程こそが、子供たちの「対応力」を磨き、将来の壁を乗り越える力になる。
まとめ
子供にとって、運動の目的は「対応力」を身につけることです。
過去の自分へ――焦らず、子供たちの「頑張る姿」を見守ろう。
そして今の僕は、その教訓を胸にコーチングを続けています。
運動が苦手な子も、できるようになる瞬間が必ずやってくる。
その瞬間を、一緒に喜べるコーチでありたい。