キューバンサンドイッチ紛争の始まり - キューバンサンドイッチを求めて(3)
タンパで形作られたキューバンサンドイッチも、マイアミでの大ブレイクにより様々な改良が加えられた。サラミが抜き取られることから端を発し、レタスやトマト、マヨネーズなども加わり、キューバンサンドイッチは混沌とした時代を迎えていた。
2012年、タンパ市議会議員である「Yvonne Yolie Capin」は、「Historic Tampa Cuban Sandwich - 歴史的タンパスタイル・キューバンサンドイッチ」の商標を取ることを考えるものの、このフレーズを使うにはいちいちタンパ市の許可が必要となり、そんなことは運用できないと判断。また、商標は、料理の創造性、独創性を拒むものであってはいけない、と結論付けた。
最終的には、タンパ市議会の議長である「Charlie Miranda」は、商標を取らないのであれば、今のままでいいじゃないか。レタス、トマト、マヨネーズ、入れるか入れないかは自由であっていい。みんな好きにすればいい。ただし、歴史的タンパスタイルなキューバンサンドイッチは、モホポーク、ジェノヴァサラミ、スイートハムの三重奏でなければいけない。
こうして、歴史的、タンパスタイルなキューバンサンドイッチが定義づけられることになった。
本記事は、下記を要約しました。端折ったり意訳したり追記しておりますので、原文に興味ある方は原文をご覧ください。