フルパッカード・ビーフ・ブリスケット(Full Packered Beef Brisket)

アメリカでは、キング・オブ・バーベキューと呼ばれているブリスケット(ビーフ)。固くて煮ても焼いても食べられない部位を低温でじっくりゆっくり、10時間と言う時間をかけてスモーク(熱燻)し、柔らかくジューシーに仕上げる。

日本では、シチューやカレーなど、煮込み用として細かくカットされてスーパーに並んでることはあるが、アメリカではフルサイズ(7kg〜10kg)でスーパーに並んでいる。裏庭でお父さんが朝早く起きて長時間焼き上げている光景が見られるが、まさしくそれだ。

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ブリスケット、さて、牛のどの部位だろうか。ネットでは数多くの誤った画像が掲載されているが、比較的正しい画像はこの2つ。冒頭のYouTube動画では、ブリスケットがカットされるシーンが観られるので、ぜひ観ていただきたい。他の部位のシーンもあるので、下記分数から観ることをお勧めする。

12:21〜 : ブリスケットとシャンクがまず最初にカットされる
15:41〜 : 前5本のリブを切り落とし、フルパッカードブリスケットの出来上がり

こんな動画を観てどうするんだって思われるかもしれないが、これがまさしく、キング・オブ・バーベキュー!ブリスケットの正体だ。

Low & Slow でスモークしたお肉は、下記の動画を観ていただきたい。

6kgほどの和牛ブリスケットを7時間ほどかけてじっくりとスモークした時の映像だ。

日本では、なかなか口にすることはできない料理だが、硬くてどうしようもないお肉が、うなるほど美味しい料理に変身をとげるのだ。


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