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穏やか猫、スコッティ

スコッティは、スコティッシュフォールドと他の品種(詳細は不明)の
ミックス猫、オスです。

以前から知り合いだった、一人暮らしをするフランス人女性である飼い主さんが
今年の3月に動物保護施設から引き取ってきました。
スコッティを引き取ってから10日後くらいに、仕事の出張で数日間、家を留守にするとのことで、猫ちゃんシッターを頼まれました。

保護施設の職員さん曰く、産まれたのはおそらく2022年の5月か6月頃だろうとのことで、引き取った当時は約2歳、人間でいうと24歳くらいの頃でしょうか。


スコッティとの初めての出会い


私がスコッティと初めて会ったのは、飼い主さんがスコッティを引き取ってからまだ数日も経っていない頃でした。

当時のスコッティは新しい環境にまだ完全に慣れておらず、私が訪問するとすぐに本棚と壁の隙間に入り込んで、こちらの様子を遠くから静かに伺っていました。

飼い主さんは、人見知りをするスコッティに少し心配する様子を見せながら
「性格は穏やかでシャイなの。
もともと体が強くない子だから、あまり食べさせ過ぎないようにしないといけないし、食べ物はドライフードだけ。
遺伝子的にも骨が弱いから、もうちょっと歳を重ねると骨に問題が出てくるかもしれないって動物保護施設でも言われている」
と教えてくれました。


ドイツのペット事情


私が住んでいるドイツには、日本のペットショップのように動物を店頭で販売しているお店がありません。
猫や犬などをペットとして飼いたいとなった時は、動物保護施設から引き取ったり、オンライン上で個人的に売買することになります。

ドイツの動物保護施設や動物に対する考え方は日本とはだいぶ違うと思うので、
その事についてもいつかまた改めて記事にしてみたいと思っています。


猫ちゃんシッター初日


飼い主さんが旅行に出発した後、初めてスコッティを訪問した日、
少し心配しながらスコッティが住む家に行くと、すでに新しいお家にも慣れたのか
隠れることなく姿を見せてくれ、体にも触らせてくれました。
それでも少し時間が経つと、家具の後ろにまた隠れてしまいました。

経験上、恥ずかしがり屋な猫ちゃんに対して最初からしつこく構うと
ストレスを与えることになると感じていたので、一定の距離感を保ちつつも
同じ空間で一緒に時間を過ごしました。

その後、数日続けてスコッティを訪問しました。
3日目にはもう完全にリラックスした様子で、新しいお家の中で気に入った場所も見つかったらしく、いろいろな場所でくつろいでいました。
スコッティの様子を毎日飼い主さんに写真付きのメッセージで報告してたのですが
「あなたたち、もう親友同士みたいね」と安心してくれました。

時々驚くくらい可愛い表情を見せてくれるスコッティ

我が家を見つけたスコッティ


今では、訪問するとすぐにお腹を天井に向け体を投げ出し、「なでて、さわって!」と言わんばかりに大声で「にゃーにゃー」言ってきます。

「ねえねえ」
「お腹のあたり触ってくれない?」
「だめ?」


スコッティが住むお家は、5階建てアパートの最上階。見晴らしのいいベランダもあるので、訪問した際にはベランダで新鮮な空気を吸いながら、一緒にのんびりして心地よい時間を過ごしています。

2024年のクリスマスもスコッティと一緒に

毎回、飼い主さんの不在1日目は、「よぉ、久しぶりに来たな」くらいの感じで
そっけなく、少し遊んだ後は自分のお気に入りスポットでじっとしているだけなのですが、飼い主さん不在3日目くらいになってくると、人恋しくなってくるのかどこに行くときも足元に絡んできて、大声で「さわってよー、あそんでよー」と喋り続けるようになります。
そんな時には、何もせずじっと座っているだけの時でも、体のどこか一部が私の体に触れるように寄り添いながら座ってくるようないじらしい一面もあります。

性格は本当に穏やかで、たぬきのような尻尾をぷらぷらさせながら、
部屋の中に数多くあるお気に入りスポットでのびのびと過ごしています。

スコッティの尻尾そっくりの猫用おもちゃを見つけたので即購入し、プレゼント

心から大切にしてくれる飼い主さんと安心できる我が家を見つけたスコッティ。
お腹を見せながらリラックスする様子を見るたびに、こちらまで幸せな気持ちになってきます。スコッティの平和な日々を時々でも末長く見守れることができたら、と思う今日この頃です。



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