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お気に入りのプレイリスト『平成アニメの名曲』


使用した画像は©️松井優征 アニメ『暗殺教室』より殺せんせー(大好きです)

Spotifyのお題企画「#スキな3曲を熱く語る」の応募〆切が今日まででした。
もしわたしがこの企画に応募するなら(しないけど)、曲はSpotifyでわたしがよく聴くプレイリストからセレクトしたと思います。
なので、そこからの3曲と、そのお気に入りプレイリストもご紹介してしまいます。

QPマヨネーズさんの『平成アニメの名曲』がなかなかおすすめなのです。
このリストと出会って、わたしは自分のアニメのプレイリストの作成を放棄したぐらいです。
もうコレ聴けばいいじゃんって。
このプレイリストの曲のなかから、イントロがかかると嬉しくなる3曲を挙げるなら、

BON VOYAGE(ワンピース 空島編OP/Bon Bon Blanco)
◆一滴の影響(青の祓魔師 京都不浄王篇OP/UVERworld)
◆ピノとアメリ(NARUTOーナルトー疾風伝 忍界大戦編 最終章ED/石崎ひゅーい)


これがわたしの推しですね。


BON VOYAGE

アニメワンピースのOPとEDのなかでは、わたしはこの[BON VOYAGE]がイチオシです。
理由は[BON VOYAGE]の曲はもちろん、オープニングの映像がとにかくダントツでいいのです。この曲を聴くとその映像がダーーッと脳裏に浮かんでくるレベルなんですよね。
Spotifyの曲はフルなのでサビから始まりますが、アニメのオープニングはルフィのナレーションが入るせいか少しアレンジされています。
アニメ版[BON VOYAGE]はイントロが先に流れて、トロピカルな南の島のビーチで過ごす麦わらの一味の姿が描かれるところから始まります。


風になびくヤシの木、ルフィの麦わら帽子。ゾロの刀、シューズとゴーグルをまとめて持って歩くウソップの手のアップ。うしろ姿のナミのビキニのヒップとクリマタクト。ビーチに転々と残る足跡の先に小さく四つ足トナカイモードのチョッパー。ロビンのハットとお洒落なトロピカルドリンク。BBQコンロの上でサンジの手がリズミカルに串刺しのBBQをひっくり返してゆく。
そして、ビーチで楽しむみんなのスナップ写真が重なり、ルフィのナレーションを経て、サビの「BON VOYAGE〜♪」から歌が始まるという構成になっています。

「最初はみんな〜」と歌が始まり、最初はルフィがひとりで歩いています。その隣にゾロ、反対側にナミ、ウソップ、サンジ、チョッパー、ロビンと、仲間がひとりずつ増えていって、みんなが揃ったところでジャンプ!
ルフィが「行こうぜ!」というように大きく手を振って、みんなが一斉に駆け出す。
再びサビの「BON BOYAGE!シガラミも過去も捨〜てて」で、みんなが子供だったの頃の悲しかったり悔しかった思い出が、フラッシュバック形式で表示されてゆきます。

ちびルフィを助けて左腕を失ったシャンクス。亡くなった親友の女子にどうしても勝てないゾロ少年。食べるものもない無人島で過ごしたバラティエのオーナーゼフとチビナスサンジ。Dr.ヒルルクの海賊旗を激しく振るチョッパー。母親を亡くして泣いているウソップ。頭を撫でてくれるベルメールさんとうつむいて膝をかかえるナミの涙。ひとりきりでベッドに丸くなるロビン‥‥。そして、成長した今のみんなの笑顔。
これはもうオープニング映像がそのまんまワンピースの名作ドラマになっています。
ルフィのそばに仲間がひとりずつ増えてゆくのは、初期のEDの[memories]でもやってましたよね。あれは後ろ姿でしたが。
とにかく、もうこのオープニング映像をみれば、それだけで『ワンピース』の世界観がわかるといっても過言ではないでしょう。
この曲を聴くと、わたしの脳裏では、自動的にこのオープニングの映像が再生されるのです。
アニメのその映像も合わせて、この曲をわたしはイチオシします。


一滴の影響

『青の祓魔師 』京都不浄王篇OP曲 UVERworldの[一滴の影響]は、わたしは歌詞にやられました。この曲にハマって『青の祓魔師』を観たと言ってもいいぐらい、曲も歌詞もボーカルの声もとにかく好きなのです。
リリースは2017年2月1日で、Wikipedia情報によると「イナズマロックフェスに出演した際、雷雨のため中止になった悔しさを糧にした曲」だそうですが、この曲は、もっと“奥深い何か”を感じさせます。コロナ禍の今だと、この曲を聴くと、荒みかけていた気持ちが癒されるような気分になるひともいるかもしれません。
この[一滴の影響]は曲や歌詞のインパクトが大きすぎて、じつはアニメのOPかEDかも覚えてなくて、調べなければなりませんでした。歌詞はフルで頭に入ってたんですけどね(笑)
この曲については、わたしがここで拙い言葉を費やして語るよりも、言いたいことは実際に聴けばわかるので、この曲を知らないひとは、ぜひ一度聴いてみてください。


ピノとアメリ

[ピノとアメリ]は、石崎ひゅーい氏がアニメ『NARUTOーナルトー疾風伝』のために書き下ろした曲なのだそうです。
これは『NARUTOーナルトー疾風伝』が、もうそこで最終回をむかえていてもおかしくなかった、忍界大戦編のクライマックスを飾った名曲です。
この曲をつくるにあたって石崎氏は、アニメの内容や世界観を意識しすぎないように気をつけたらしいですが、アニメのイメージにとても合っています。なおかつ聴くひとによっては異なるイメージを広げられる曲でもあります。
これを聴くと、わたしは例によってエンディングアニメの映像が脳裏に浮かんでくるのです。

忍びのみんなが手にした灯籠を空へと飛ばします。忍界大戦で亡くした大勢の仲間たちの死を悼むための灯籠が、みんなの手からはなれて空いっぱいに広がり、優しい色の灯りをともします。
その光のなかに、受けとった灯籠を手に、浮かんでは消えてゆくナルトが失った大切な人々。
亡き師匠の自来也。生まれてすぐナルトが亡くした両親。戦いの最中にナルトをかばって散った友のネジ。そして、ひとりだけ後ろ姿のオビト。
サビでは、サスケとナルトが少しずつ近づいて距離をつめてゆき、いろんな想いが交錯するなか、最後はお互いに少し笑って、和解の印を結ぶ。
EDアニメは【和解の印の回の特別バージョン】があって、聴いているうちにそちらも思いだすし、この曲を聴いているだけで、まるでドラマをみているような気分になれる名曲です。


平成アニメの名曲

この『平成アニメの名曲』というプレイリストは、わたしの好みにドンピシャで、とにかく選曲がいいのです。
『ワンピース』や『NARUTO』など、長年つづいているアニメの場合、OPやEDで使用されている曲は何十曲もありますよね。
なので、よくあるプレイリストだと、『ワンピース』なら『ワンピース』だけ、『NARUTO』なら『NARUTO』だけに限定するか、たくさんのアニメの中から、誰でも知ってるメジャーな曲ばかりでまとめられたものがほとんどです。
それが悪いとまでは言いませんが、このタイプはわたし的には大体どれも似たり寄ったりのイマイチな仕上がりなんですよね。

聞きたい曲だけ何故か入ってなかったり、あれもこれもと欲張りすぎて寄せ集め感が否めなかったり、しかもこれらのタイプは大抵どれも半端なく長い。聞き流す目的なのか、6時間とかそれ以上もふつうにありますからね。
そこまで長くなると、聞きたい曲がなかなか再生されないし、何回もスキップするのも面倒だし、これはこれで超ストレスです。
なのでプレイリストは、わたし的には1時間から、長くても2時間ぐらいで聴き終えられるぐらいがちょうどいいのですが……これを自分でつくるとなると、なかなか選曲が難しいんですよね。


この【平成アニメの名曲】ですが、これは「このアニメからはコレとコレ」的なセレクトで、あえてメジャーな売れセンの曲を除外して(たぶん?)、でもはずせない名曲はしっかり押さえてあるのがまず高評価。
加えて『ワンピース』ゾーンや『NARUTO』ゾーンと分かれた構成も面白く、聴いていて満足感があります。
そのゾーンの合間に、箸休め的にということか、1曲ずつ単品セレクトしたゾーンまで設けている芸の細かさ!
そして、ラストになぜか1曲だけアニメじゃなくドラマの曲が入っているのですが、これは勘違いか単なるミスなのか…今もって謎!
ちなみにラストのその曲は「神僕」の[CQCQ]なので、アニメの名曲リストに混じってもまったく違和感はありません。

またこのプレイリストは、いつのまにか新しい曲が追加されていたり、何やらこだわりの入れ替えや変更がされたりしているのも、飽きがこなくて良きです。
どういうこだわりからなのか、突然『BLEACH』(だったと思う)ゾーンの選曲が、「同じBLEACHから【ぜんぶ別の曲】に置き換わっていた」りするんですよね。
なんなんでしょうか?意味わかりませんよね〜。
他にも、何のアニメだったかもう忘れたけど「そこをさっくり削除」して、別のアニメのゾーンが追加されていたこともあったような…。
新たに曲を追加するならわかるけど、なんで「これまであったものを削除」したり「そっくり入れ替えたりする」のか、この辺りのこだわりはほんと意味不明ですが、それもまたおもしろいわけです(笑)

移動時とか、特に寝る前などに頻繁に聴いていたことも、リストの変化に気付きやすかったのかも?
まぁ当初は1時間半ぐらいだったし、新しい曲が増えたり、あるはずの曲が消えたりすればたちまち気づきますよね。
それに、こういうのは一度でも気がつくと、次からは些細な変化でもすぐに気がつくようになるものです。
(また新曲追加した?)とか、(またリストいじった?)とか、それもまた楽しみになったりしますしね。

そんなこんなで、当初は1時間半ほどだったこのプレイリストは、これ書くのに久しぶりにチェックしたら、今ではなんと4時間ぐらいになっていました!
どうやら今だに曲が追加されたりしているようです。しかしこの長さだともうなかなか細かい変化にも気づけないだろうし、残念だけど長すぎてもうあんまり聞く気になれないかなぁ…。

でも、『平成アニメの名曲』は、平成アニメのファンにはイチオシのプレイリストだとオススメできます。
機会があったらぜひ試してみてください。


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