見出し画像

『ワクチンの副反応が心配』ならシナモンを摂取してみては?


シナモンの効果

古代エジプトでミイラづくりに欠かせなかったとされるシナモンには、強力な「抗菌・抗真菌・抗ウイルス」作用があることが知られています。

ミイラだけでなく、もちろん生きてる人間にとっても、シナモンは、血液循環を高める毛細血管の修復のサポートをなどの効果が期待できます。

シナモンには、血流を悪化させる原因を断つことで血行不良を改善する効能があるとされていて、その効果として結果的に「肌が綺麗になる」とか「薄毛に効く」というものです。

そしてもうひとつ、シナモンは血小板の凝集を防止して血流を改善し、血栓の形成を阻害する効果もあるようなのです。

血栓といえば、新型コロナのワクチンの副反応のひとつとして何度も話題になっていますよね。

「ワクチンは打ちたい。でも血栓が心配…」というひとは、即効性は期待できないにしても、ダメ元でシナモンを試してみてはいかがでしょうか。

新型コロナやワクチンとの関連、効果については断言も保証もしませんが、シナモンを摂取し続けることで、血流の改善などの効果は期待できると思うのです。

血管の状態や血流が改善することは、からだにとってメリットにはなっても、デメリットにはならないはずです。

ただし、これは摂取量などをきちんと把握し、過剰摂取しない前提での話なのですけどね。


摂取法と摂取量

わたしは食パンに砂糖とシナモンを振りかけて焼くシナモントーストや、コーヒー紅茶に入れて飲んでいます。

手軽に違和感なく飲めるレシピは、無糖のボトルコーヒーを温めてシナモンを加えてミルクもいれたカフェオレです(お好みでカフェラテでもカプチーノでもOK)

濃いめに淹れた紅茶にシナモンとミルクの組み合わせもおすすめですが、こちらははちみつを少しいれると美味だし、さらに効果的だと言われています。

美肌や薄毛に効果があるかどうかまでは正直わかりませんが、個人的な感想を言うと、血流には影響している感じです。

寒い冬場でも真夏の冷房キンキンの部屋にいても、シナモン効果か指先やつま先が冷えるようなことはなく、末端冷え性とは無縁ですから。

スパイス(食品)としてのシナモンを摂取量に気をつけて用いることで、ある種の健康食品的な効果が出ているのではないでしょうか。


シナモンは古くから生薬として使われてきた一方、様々な効能があるスパイスとしても知られてきました。

なので、そのマイナス面もまた同じくらい広く知られています。


クマリン

シナモンに含まれるクマリンは、摂取量によっては肝臓や腎臓にとって有害となるため、摂取量はもちろん、種類や品質にも注意が必要です。
クマリン含有量は、シナモンの種類によって大きく異なるからです。


シナモンにはカシアシナモンセイロンシナモンがあって、カシアシナモンには毒性が強いクマリンが、セイロンに比べて多く含まれています。

カシアシナモンに多く含まれるこのクマリンの過剰摂取が肝臓や腎臓に負担をかけてしまうのです。

摂取量ですが、わたし愛用のGABANのシナモンは小さじ1杯約1.8gです。

わたしはこのシナモン小さじ1/3程度の0.6g を、1日に摂取する量の目安としています。

普段からこのくらいの量にしておくと、たまに多めに摂取することになってしまってもぜんぜん余裕だからです。

体重50キログラムの成人が、一生涯にわたり摂取しても健康への影響上問題がないとされる1日当たりの摂取量は、セイロンシナモンでは約360g、カシアで1.5gと言われています。

この数値を見れば歴然ですが、カシアにはセイロンシナモンよりもはるかに多量のクマリンが含まれているわけです。

さらに言うと、同じカシアシナモンでも、厳密には産地によってもクマリン含有量は異なるし、産地は同じでも品質によってバラつきもあるようです。

これはシナモンに限ったことではなく、他のスパイスやお茶の葉やコーヒー豆なんかで考えるとよくわかります。

スリランカ産の紅茶の全てが最高品質ではないように、同じ品種でも気候や産地、栽培や採取手段や管理方法などにによっても差があって当然なのです。


過剰摂取に気をつけて

カシアシナモンの上限量が約1.5gだとすると、小さじ1杯(1.8g)は取りすぎになってしまいます。

なので、もっと早く効果を得ようとか、もっと肌が綺麗になるように、薄毛に効くようにと、カシアシナモンを毎日大量に取るのは危険です。

安全のためにも、1日の上限が小さじ1杯弱なら、最初から小さじ1/3程度か半分くらいに考えておけば、摂取しすぎを避けられるのではないでしょうか。

クマリンの含有量が低いセイロンシナモンならば、大さじ1杯でも3杯でも好きなだけ摂取しても大丈夫ですが、セイロンはカシアよりも高価なので、やたらととりすぎるのも少しもったいないかも?

また、これは業者による産地偽装や種類や品質に偽りはないという前提での話です。

セイロンシナモンのはずが、じつは半分くらいはカシアシナモンが混ざっていたというような場合、セイロンだと信じて大量に摂取していると、気づかない間にクマリンの過剰摂取に陥る危険があります。

同じことはシナモンクッキーやサプリメントにも言えます。

クッキーなどに含まれる食品添加物の種類や数値には国ごとに異なる基準があるので、輸入物のシナモンクッキーには日本では考えられない量のシナモンが入っていたりすることもあります。

サプリメントに至っては、価格によって原材料もピンキリだと考えておくぐらいが正解だと思います。

安価なカシアを使ったサプリを、セイロンシナモン使用のサプリとして高値で販売しているようなケースもなくはないので、サプリメントを飲むなら、それ以外でのシナモン摂取は控えるぐらいのほうが安全かもしれません。


ひょっとすると、新型コロナ以前からシナモンを摂取しているひとも、前に流行った時に飲みかけて、残りをそのまま放置してるひともいるのでは?

そういうひとは、新型コロナワクチンの副反応にも効果があるかも?と期待をこめて、またシナモンを摂取してみてはいかがでしょうか。

これから試すのであれば、シナモンの種類と摂取量に気をつけて、効果が感じられるまで続けてみることをおすすめします。


いいなと思ったら応援しよう!