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第14回 上水・下水管問題の結論

2022年5月29日に、父の四十九日法要のための帰省に合わせて、建築事務所と打ち合わせをすることにした。そこでの主要議題は、
●上水管と下水管問題
●S室広さ問題
だ。

まず上水管の延長について。
栗原さんは3案を提示してくれた。
少し見づらいが、青線が既存の上水管。西側道路(直径50mm)から南側二項道路に分配(25mm)され、母屋敷地境界まできている。

第1案(ピンク線)は、西側道路から新たに50mmの上水管を母屋敷地境界まで引くというもの。既存の25mm管と重複することになるが、水圧の高い50mm管からであれば、そこから敷地内を通して(分筆後の敷地を横断することになる)全ての棟に分配できる。ただし、一番奥の棟の水圧がやや低くなる可能性がある。敷地を横断することのデメリットは、将来敷地ごとに売却することになった際、他人の敷地を上水管が通ることが問題になる可能性があることだ。売却(しかも別々の相手に)の可能性は低いものの、そこまで考えておくことも必要かもしれない。

第2案(緑線)は、第1案と同様に西側道路から50mmの管を引くが、母屋敷地境界よりもさら長く、一番奥の棟の前まで延長する。そして、そこから3棟それぞれに分配する。1案に比べ道路下の上水管が長くなるが、分筆後の敷地を横断せずにすみ、水圧も安定する。高コストで高パフォーマンス、低リスク案と言えるだろう。

第3案(オレンジ線)は、2箇所の既存デッドエンドを50mm管で繋ぎループさせ、その本管から3箇所に分配する案だ。ループさせるため全体の水圧が安定すると考えられる。また敷地横断も不要。既存の25mm管どうしを50mmで連結するのは、現在町では新規上水管は口径50mm以上と決めているからだそう。意味ない気もするが・・。

肝心の費用だが、町の水道局の設計で入札となるので確定はできないが、町指定業者に見積もりをとってくれた。その結果は、第1案約252万円、第2案299万円、第3案約192万円。なお、それ以外に本管から各棟に分配する支管にも費用がかかるという。町に1戸あたり、13.2万円を分担金を支払わねばならない。カフェ入れて6戸あるので、79.2万円也。なんだかぼったくられている気がする。

これだけ価格差があるので、第3案でいくことにした。ループさせることにより、この既存本管を利用している近隣住人にもメリットがありそうなので、よしとしよう。

なお、下水管については、その後の調査で、
「当初は上水本管と同様に「全額施主負担」との指導でしたが、敷地が「下水道使用区域」内であるため、町負担としていただきました。」
とのこと。施主負担でなくなったのはよかったが、上水道と下水道で何が違うのか、さっぱりわからない。

ただし、3つ条件がある。
①敷地面積に応じた受益者分担金を支払う
→{143.58m²(16­1)+21.61m²(27­1)×} 400円/m² = 165.19 × 400 = 66,076円
②敷地を4つに分筆する
③母屋前面道路の下水本管を延長するため、最終マスを3箇所設置するように申請する。 (上図参照)

やれやれだ。


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