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1989年4~5月 初ソビエト連邦モスクワ・レニングラード 7

5月3日

 朝食後、プルコボ空港へ。

 レニングラードで美しいもの。
 川と橋、橋げたの模様、金色に輝くドーム、高い空

 こちらはペトロパヴロフスク要塞。

 ガソリンスタンド案内。つうか、これだけしかないの? と思った。

 実際のスタンドの様子。БЕНЗИН(ベンジン・ガソリンの意)と書いてある。

 13:30頃 昼食後、飛びたつ。
 ぐーぐー寝て、起きたら15時近く。
 もうシェレメチボ空港についていた。しかし、荷が出てこなくて1時間くらい待たされた。

 再び、ホテル・コスモスへ。
 雨、あまり降ってないが地面はぐしゃらけ。これで少しはほこりも落ち着くであろう。
 そして街なか観光もふたたび。


ツアーメンバーからいただいた写真

   これは後から同じツアーの人にいただいた写真。路上の体重量りやさん。

観光客いっぱい

 クレムリン近くの標識。川に落ちないようにとの看板だけど、看板より先に柵を作ればいいのに、と少しだけ思った。

 夕食は「カリンカ」というホテル内レストラン、だったか。
 シャンパンが出た。久々にまっとうな「お食事」という感じも。

 夕食後、また1人で外に出てみる。
 九時までに戻らなかったら電話を入れるから、と同室のSちゃんには伝えるがちゃんと電話できるんだか不安も残る。
 Sちゃんもやや不安そうだが、とりあえず出かける。

 目ざすはノヴォスパスキー修道院。
 地下鉄のタガンスカヤТаганская駅で降りて、たぶん小カメンスキー通り、というのを行く。
 が、河のほとりに出てしまう。
 旅行社でくれた地図もけっこう大雑把で、一本の通りを行けども行けども目的地に着かない。
 団地ばかり。
 スーパーが一つ。たいがい店は20時までやっている。
 ようやく池があって、修道院がその向こうに見えた。

 池でつりをしているおじさんにこんちわ、と声をかける。
 魚をみせてもらう。はやのような、スマートな魚が2匹。
 池のふちは崩れて落ちたりしている。
 修道院は修復中。
 古いほうが「美しい」と感じるのは私が日本人だからか?
 どうしてこの国の人は一様に古い建造物を修復して、ピカピカにしたがるのだろうか。
 放っとくと厳しい冬が越せないんだろうか?

看板コーナー?にはさまざまなチラシやポスターが貼ってある。

 ホテル近くに戻って、花売りのおばさんからチューリップ3本の束を買う。1ルーブル50。

 まだ薄暗がりの夜9時過ぎ、ホテルに着く。
 チューリップはデジュルナヤ(かぎおばさん)にあげる。
 とても喜んでくれるのでこちらまでうれしくなる。

 部屋に戻ると、やはりSちゃんが「遅かったねー、ちと心配になったよ」と待っていてくれた。
 途中で電話しようと思ったが、ホテルのフロント経由だとよけい不安にさせるかと思って、しなかったよ、と話し(掛け方も分かんなかったというのもあるし、電話も見つからなかった)、ボロボロだった池と修道院と魚をつっているおじさんの話をした。

 翌朝ホテル近くでみつけた公衆電話。やはりかけ方がわからない。

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