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2024年9月 ご縁旅、初鳥取・島根 03

【まとめ】家人A(相方兼運転手)の強い希望で、島根の出雲大社と松江城を訪ねる。出雲大社を目前にして家族史上五本の指に入るとも言える大渋滞にも遭遇。松江城にもたどり着く。その後、なんとか行けそうだったので境港の鬼太郎ロードも。絶対通らないぞ!と誓った道に何故か入ってしまい……島根もなかなか、奥が深かったです。

9月15日(日) 晴れ

5:00過ぎ 起床
習慣ってこわい(家庭事情で起きるのがたいがいこの時間)。
部屋から見えた景色は曇っている。
むすめにLineで送ったら「まるで近所w」と。そう、親近感あり過ぎ。
(しかしこちらの方が微妙に都会かも)

やることないのでお風呂に入りに行く。
今度は一階本館にある大浴場に行ってみる。

絵が下手すぎるが4階の風呂より大きい

あまりにも時間があったので、100円で足つぼマッサージとかやる。
牛乳はお腹が下るのがこわくて飲めなかった(飲んでおけばよかった)。

7:30 朝食を頼んでおいたので、1階の食堂に行く。
7時から30分刻みで予定を聞かれていたのだが、結局全部配膳は済んでいた様子(笑)。そして、案外(ごめん)宿泊客多し。人気なんだね、ここ。
鳥の劇場さまにお勧め頂いていたのだが、確かにコスパいいし、寛げる!
あまり高級感が感じられないところも好き。

エレベーター近くに置かれたレンタサイクル
お世話になりました
食堂入り口付近
食堂脇のくつろぎスペース。
クワガタとメダカもいた

朝食はセットになっていた。ひとり1600円。ご飯は人数分まとめておひつに。
みそ汁は地元のシジミ汁。これが美味だった。
ご飯左側から時計回りに湯引きのマグロヤマカケ、蕎麦の実鍋(蕎麦の実と大根、水菜など醤油味)、塩焼きサバとちょこっと箸休めとか、焼きのり、真ん中はおぼろ豆腐、野菜煮物、漬物、ヨーグルト、サラダ、温泉たまご、あと漬物と佃煮と梅干。ご飯の量にしては副菜が多すぎる! 全部頂いたけどね。
ついでに飲み放題のコーヒーも頂きました。飲み物は案外種類がないかも。

すっかり満腹になってしまう。外は雨が降っていたので、支度を少しゆっくりめにしてから…
9:15頃 車で宿を出発。
まずは近くのインターから自動車道に乗って、次のインターで降りてタンクが空に近い車にガソリンを入れる。リッター180円!(この辺りはだいたい170-182円くらいだったか)

そこからまた自動車道で島根方面へ。まずは出雲大社に行かんとす。
ありがたいことに、だんだんと晴れてきた。

道は一車線が基本

ほとんど無料で、米子近辺で二度ほど、有料区間があった。
とりあえず言われた通り支払って、どんづまりまで。

大山という山が見えているのかどうかわからないけど
撮った写真。景色がすてき

自動車道を降りて、しばらく行ったら海にぶつかった。
きづき海浜公園というらしい。
11:40頃 ここでいったん休憩。

出雲大社は目と鼻の先だね、と車を出したはいいが、その先交差点手前の海岸近く、駐車場がめっちゃ混んでいた。
海水浴には遅いけど、なんだろう? イベント? と思っていたのだが、交差点を右折してすぐ、そこから先1メートルも進めなくなっていた。
地図を見ると、あと900mくらいで出雲大社の駐車場とある。
そして、先ほどの海岸近くに車を置いた人たちが、大社に向かって歩いているのが見えた。
もしかして、これは…大渋滞の予感??
何分くらいでこの渋滞が抜けられるか…トイレに行ったばかりだからBは大丈夫とは思うが、それでもあまり時間がかかるとどうなるか…Aは普段ならば、渋滞とか待ち行列に絶対ガマンできないタイプではあるが、せっかく遠方まで来たのと、自分が来てみたいと言った場所なのと、(これがいちばんだと思うが)抜け道が全然わからない状態なのとで、とりあえずこの渋滞に身を任せることをきめた様子。
脇を次々と歩いて通る人びと。しかし暑そう。
うちも歩いてもいいかも…と少し思ったが、いやいや、Bがとにかく歩くのキライなんで、しかもこの暑さだし、車に乗り続けるのが正解かも、と少し思う。

渋滞からしばらくたって、ようやく神社の国旗が見えてきた

やっと交差点近くにたどり着く。こちらからは左折ですぐに駐車場に入れるようだったが、やっぱりなかなか動こうとしない。
Bがもじもじしていたので、いったんふたりで降りる。Aは「戻って来れる?」とじゃっかん不安そう。しかしすぐ近くにトイレがあって、早々に用事が済んで車に戻れた。そう、車はほとんど動いていませんでした。

13:15頃 予想以上に時間をくって(1時間10分ほどで)駐車場着。

ここが!!(言葉をうしなう)
おうまもいた

しかしBはやはり歩かず。暑いのと、もうお昼ごはんの時間を過ぎている、というので(体内時計が確か過ぎる)。
仕方なく、Aがあちこち写真撮ったりなんだり、meとBとはこの近く(八足門近辺)の日陰で休憩。

けっこう暑い。Bは立ったまま、休息状態に入っている。
ニコニコしたおじさん、目の前を通り過ぎる時に、「うちにかえりたい」ってニコニコしたまま関西弁でつぶやいていて、その背後から娘らしき人が「お父さん来たい言うたからきたん!」と突っ込んでいたのが哀愁漂っていてよかった。

A撮影のうちの一枚

Bが動かないのは空腹もあるのかも、と気づき、おなかすいた? と聞いたら、ひとこと「ぴー」と言うので、ああ、駐車場に帰りたいのかと分かって、来た道を戻る。
駐車場近くの並び店で、アゴ焼きの店があったのでそこでアゴメンチカツをふたつ買う。meの前にふたりの子連れの母が並んでいて、小さな女の子にかき氷を買おうとしていたが、オーダーがちゃんと伝わってなかったらしく、「ソフトクリームがけ(+200円か250円)」を店のおっさんがミルクかけてしまい(+50円)、母が冷静に、いえ違います、ソフトです、とコメントしてたのがインパクト大でした。おっさん、しかたなくミルクの上からソフト載せていたけど、50円の損に呆然としていた。

ぼうぜんとつぶやくおっさん

ようやく、写真撮りまくりで歩きまくりのAと合流して車に戻る。
近くのおみやげ物売場で買った「因幡の白兎・抹茶味」とアゴメンチカツとをひとつずつ、Bに食べさせてとりあえずの昼ご飯。
meもメンチカツいただく。サクサクして熱々で美味し。そう、思ったよりちゃんと調理されていた。冷凍ミンチを出してきて、バッター液つけてパン粉つけて揚げていた。これでひとつ200円は安いかな、って少し思ったよ。
ドタバタした時にあまり食事をとらない性格のAは何も食べずに、次の松江城に進むことに。
14:00過ぎ 出雲大社を出る。国道431だったかな? 神の御渡り道、とかあった気がする。確かにすがすがしい道路。

出雲ドームみえた

左脇を電車の路線がある。一畑電車北松江線、というらしく、たまに駅も見える。

宍道湖だあ~

15:20頃 松江城近くまでやってくる。
小泉八雲の邸宅前とか武家屋敷のあたりも通り抜けてぐるっと回ってようやく駐車場に入る。

お堀がやっと見える。
宍道湖の水が来ているらしい
近くを通る学生さんらが
「あの指揮者だれ?」
と会話していた
さあ登ろう!

やっと城内に入るが、まだ暑いのと昼食が足りなかったせいもあって、Bがやっぱり歩こうとしない。途中まで登っていくが、松江神社のあたりで動かなくなってしまったので、Aはとりあえず天守閣まで行き、meとBは近くで休んでいることになった。

少しでも涼しいところがいいか、と脇にみえた洋館に入ってみる。

興雲閣というらしい
入場無料

入ってすぐ左側にカフェがあったので、ふたりで入ろうか、と思ったが何だかとてもオシャレだったのでやめて階段を登る。

1900年代に建てられた明治時代の洋館だとのこと。テラスに出られる場所もあった。窓越しに天守閣も見える。

やがて天守閣まで行ったAが戻ってきて言うに、外国人観光客の団体がちょうど入ろうとしていてすごく混んでいたので、天守閣に上るのをあきらめたのだと。あらら。

「でも近くでじっくり見られたんで良かったよ」
「ならいいけど」

天守閣近くで侍の装束の人と写真撮るコーナーがあったらしく、お侍の脇に並んでいた小さな女の子が「ねえ、おさむらいなのに、どうしてまだ今までいきてるの?」と真顔で質問をしていて、カメラを構えたママが「すみません…すみません」とかなり焦っていたらしい。

武家屋敷の方まで歩いて行こうかと相談したが、Bが明らかにテンション低めだったので、今からならば境港に行けるかも、と車に戻る。
16:15頃 松江城を出発。

中湖もさわやか

境港については、Aもあまり下調べをしていなかったようだが(もちろんmeもほとんど調べてなかった)、とにかく鬼太郎ロードをナビの目的地にセットして進んでいた。道路は特に渋滞もなく、夕方近くなってきて気温も下がりつつあり、景色も爽やかで快適なドライブだった。

そのうち、もうすぐ境港という頃、前方左折とナビが示すあたりの交差点に数人が何かを眺めているのがみえた。事故でもあったのか?

しかし、救急車両もいないし、どこか面白がっている感じもする。
と、曲がって気づく。
「すげー坂道!」
実は旅行前に、Aが「境港の近くにベタ踏み坂ってものすげー坂道があるんだって」と、ちらっと画像を見せてくれたことがあった。
「ここだけは、通りたくないよねー」
「だねー」
今まさに、ナビが導いていたのは、その坂であった。

江島大橋、というらしい

前の車両に続き、ドキドキしながら橋を渡る。現代の車の性能なめんな、って感じで、思いのほか快適に橋を上り下りできた。よかった無事で。

渡った先の街なかを進み、気づくと境港駅に着いていた。
人が、特に親子連れがめっちゃ多く、駅前広場で何かのお祭りをやっているようだった。
17:10頃 境港駅すぐそばのコインパーキング着。すんなりと入れて、しかも柵の隙間の通路からすぐにお祭り広場に出られるという素晴らしい場所だった。
Aはすぐに喫煙所を探す旅に。その間に、Bにようやく、軽い夕食として屋台のヤキソバを買う。美味しそうなのでmeも。1つ200円。

これが、豚肉とキャベツの炒め具合、細めの麺にソースがよく絡み、絶品だった。ようやく小腹が満たされて、Bも満足の様子。そこに一服できて爽やかな表情のAも戻り、しばらく駅構内を冷やかしたり、鬼太郎ロードのモニュメントなどを眺めて歩く。

思いのほか路上が清潔
近くのトイレ。Bが「かっぱ!」と喜んでいた
境港駅。街灯も合わせている
駅構内ロッカーもカラフルだった
隠岐への汽船が出ているのだそうな

Aが言うのには、近くに酒蔵があるとのこと。そこで何かとお土産を買うことにする。千代むすび酒造。

千代むすびの表側

入ってすぐにBがトイレ、とのことで裏手のトイレをお借りする。

酒造の裏手
タンクにもイラストがある

裏手にも展示スペースがあって、なかなかに楽しめた。

坂づくりの様子を妖怪が紹介している

酒造を出て、少し歩く。かなり長い行程を見て、このあたりが限界かも、と引き返す。

来られるんなら、また来なよ、とねずみ男
公園も鬼太郎っぽい

18:00から太鼓の演舞がある、とのことで最初だけ見るが、宿に帰るのが遅くなりそうだということで、さらに(おつまみ用に)ヤキソバを2パック買ってから車に戻る。

太鼓すごし
お祭りの裏側

18:15頃 境港発。そのまましばらく東に進み、かなり行ってから自動車道に戻る。

気づけば有料区間を通り過ぎていた。
20:30頃 山紫苑着。またまたコンビニで買い込んだ夕飯と境港のヤキソバとで豪勢に夕食となる。
この時、ようやく気付いたのだが、部屋の冷蔵庫の電源を(到着からずっと)入れていなかった…
道理で昨夜の氷が朝には融けていたわけだ。ホテルの設備不良だと騒がなくてよかった。

夜の部と次の日は続きにて!



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